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2024年1月13日(日本時間14日)米国ラスベガスのUFC APAXで開催される『UFC Fight Night: Ankalaev vs. Walker』(U-NEXT配信)のバンタム級(5分3R)で、UFC5連勝中のマリオ・バティスタ(米国)と対戦するリッキー・シモン(米国)。大晦日RIZINに参戦したヴィンス・モラレスが従兄弟で、2022年まではともにオクタゴンで戦っていた。
【写真】左端がシモン、右端がモラレス(C)rickysimonufc
元LFAバンタム級王者のシモンも、バティスタと同じく2022年4月の前戦までUFC5連勝中だったが、ソン・ヤドンとの急遽の5R戦変更となったメインイベントで、最終回にTKO負け。連勝がストップした。
本誌の取材に、再起を誓うシモンは、ジョン・クラウチの茶帯で6つの一本勝ちを誇るバティスタを相手に、「モンテル・ジャクソン、メラブ・ドゥバシリ、そしてハニ・ヤヒーラにもバックから極めさせずに勝っている。マリオは僕と同じ対戦相手のレベルと向き合ってきてはいない」と自信を見せている。
【写真】移動の車中からインタビューに答えてくれたリッキー・シモン
また会見では、現UFC世界バンタム級王者のショーン・オマリーについても聞かれ、「もし、ショーン・オマリーが世界チャンピオンになれるのなら、文字通り、この世界では何でも可能なのだ。言っておくけど、僕の時計は壊れた。ショーン・オマリーのタイメックスを買ったんだ。彼はタイメックスとコラボしていたよね。インターナショナル・ファイト・ウィークに行ったとき、それを勧められたんだ。僕は『これにしよう。かっこいいね。クールだ』と、買ったんだけどね。だから、“やろうぜ、ショーン”」と、オマリーの王者としての力に懐疑的であることを語った。
さらに、オマリーが、かつてのシモンのトレーニング・パートナーである“チト”マルロン・ヴェラと、2024年3月9日の『UFC 299: O'Malley vs. Vera 2』で対戦することについても、「チトには自信がある。昔、彼と一緒に練習したことがあるんだ。彼の持ち味は知っているし、最初の試合を見れば、ショーンにとっては相性の悪い相手だ。チトは世界チャンプになると確信している。彼にはとても期待している」と、ヴェラの王座奪取に期待を寄せた。
オマリーとヴェラは、2020年8月の『UFC 252』で対戦。試合中にオマリーが左足を負傷し、1R終盤にグラウンドのヒジ打ちでTKO負け。キャリア13戦目で初黒星を喫している。
最後に自身のキャリアについて問われたシモンは、「僕はこのスポーツを始めたばかりじゃない。SNSでみんなが“僕のことをどう言ってるんだろう?”なんて気にするような人間じゃない。“どうぞ、座って見ていてください。僕のようなことが出来るのなら、君はそこでやっているはずだ。だから試合を見て楽しんでくれ”という感じだ。僕はいつも通り、試合を楽しむよ」と、笑顔で語っている。