ONEの王座を目指して2023年2月の初参戦から快進撃を続けていたアミニプール(右)(C)ONE Championship
ONEムエタイで活躍するホープのファリヤ・アミニプール(イラン)が、交通事故で亡くなったことを所属ジムであるタイガームエタイがSNSにて公表した。23歳の若さだった。
アミニプールは11戦全勝の戦績を引っ提げて2023年2月の『ONE Friday Fights 4』でONE初参戦。同じくONE初参戦となった鈴木千裕の兄・鈴木宙樹(クロスポイント吉祥寺)と対戦し、判定2-1で勝利を収めた。
【写真】鈴木との試合でONEに初参戦、勝利を収めて歓喜するアミニプール
その後の『ONE Friday Fights』でもフェラーリ・フェアテックス、ランボーレック・チョー・アッジャラブーン、ポンシリ・PK・センチャイとタイ人の強豪たちを次々と撃破。15戦全勝と無敗街道を驀進していたが、2023年12月の『ONE Friday Fights 46: Tawanchai vs. Superbon』でクラップダム・ソー・チョー・ピャッウータイに初回KO負け。初黒星を付けられていた。
【写真】12月のクラップダム戦が最後の試合となった
タイガームエタイのSNSでは「2022年後半、アマチュアでの試合経験しかなかったアミニプールは、プロムエタイ界で急成長を遂げ、ONEルンピニーのイベントで大物選手を破り、トップ10にランクインした。わずか23歳で、獅子奮迅のアミニプールはすでに多くのことを成し遂げ、ONE世界チャンピオンになるという夢の実現に向けて順調に歩みを進めていた。悲劇的な事故により、あまりにも早くこの世を去ってしまった」と、永遠に失われた才能を惜しむ声を寄せていた。