極められた腕は痛むというが、勝利の喜びを隠しきれなかった龍心
2023年12月31日(日)さいたまスーパーアリーナ『RIZIN.45』の第2試合で、那須川天心の弟・那須川龍心(TEAM TEPPEN)がMMAデビュー戦。2R2分16秒、パウンドによるTKO勝ちを飾った。
「勝ててよかった、というのが率直な感想。ナメているつもりはなかったんですが、ラクに行けると思って正直ナメいたところがあって。これで厳しさを知ってMMA楽しいなと思いましたね」と試合を振り返る那須川。
腕十字を極められかけ、脱出した場面では「正直、痛くなかったので、極められた時は。でも歓声が聞こえて“俺、極められかけているんだ”と抜けないといけないと思って、踏んづけたら抜けました」と言い、「勘で逃げました」という。腕は試合後に痛みだした。
対戦したシン・ジョンミン(韓国)については「もっとMMA出来ないのかと思ったら、普通に上手かったので絶対にやっていただろと思って。RIZINに騙されたと思いました」と笑った。
腕十字でピンチに陥ったり、パウンドで仕留めたりと、まるで兄・天心が2016年12月にRIZIN初参戦でMMAに挑戦した試合と同じような展開になったことを告げられると「意識してあんなこと出来ないですよ(笑)。でも本当に兄弟だなと思いましたね、あそこまで一緒の展開になるかと思って。改めて兄弟だなと思いました」と自分も驚いたとする。
リングサイドで試合を観戦し、龍心の勝利に大喜びしていた天心からは「『このブローでかました』って言われました。意味は分からないです。天心らしくていいなと思いました」という。
今後に関しては「今後MMAもやっていきたい。MMAめちゃめちゃ楽しいと思っちゃって。でもキックボクシングでやり残したことがあるので、どっちも極めて行きたいのでMMAも年1~2試合やっていきたいですね」と、MMAはフライ級でやっていきたいと話した。