2024年は海外で草試合やりたい、キックでは白鳥にリベンジ
「パンチ…いや、今回に関しては多分蹴りですね。ハイキック」
――お話しを聞いているとかなり平本選手の試合を見ている様子ですが、元々は好きな選手だったとか?
「いや、それはないです(笑)。試合が決まってから見たくらいです。MMAとキックボクシングは全く違う競技なので、キックボクシング時代の試合は全く見てないです。MMAのデビュー戦から最近の試合まで見て、どんどん形が変わってきているので最新の試合で傾向を捉えています。でも癖は変わらないですね」
――YA-MAN選手は今回で2戦目ですが、1戦目の自分と比べたら?
「レベチです(笑)。デビュー戦の時はグラップリングが全然できなかったので。あの試合の前くらいからタックルが切れるようなってきて、まだプロの選手とは張り合えないレベルでした。今は逆に極められるくらいまで出来るようになってきたので。今の自分と三浦戦の自分が戦ったら、寝技でボコボコにしていますね」
――それを試合で試せるのが楽しみ?
「楽しみですね。早く試合がやりたいです。MMAの試合をめっちゃやりたいんですよ。海外に行って海外の草試合に出ようかなって考えているくらいで。だから年末が終わったら、少し海外に行こうかなって考えています」
――試合経験を積むために、そういうローカルな試合でもいい、と?
「全然いいです。楽しいので。MMAを試したいんですよ。だからファイトマネー無しでもいいので海外で試合をやりたいです。純粋にMMAを楽しみたいです。日本でやるなら欲しいですけれど(笑)」
「何も考えてないですけれど、タイトルを持っているのでOFGの試合は絶対に1試合はやると思います。あと、キックボクシングに関しては白鳥(大珠)にリベンジしたいのがあって。誰に勝ってもあそこで負けたことは言われるので、白鳥をクリアしないと自分の立ち位置は変わらないなと思っています。だからキックボクシングでは白鳥にリベンジすることが一番の目標ですね」
――会見で平本選手が朝倉未来選手への想いを約5分間にわたって説明しましたよね。あれを聞いてどう思いましたか?
「綺麗ごとを並べているな、と思ったっすね(笑)。本当かよ、絶対に嘘だろって。アイツが昔言っていたのは、キックボクシングはそろそろ廃れるから、MMAの方が盛り上がるからMMAに転向するって言っていたのを俺は覚えてるぞ。それを後付けで綺麗に言っただけだと思いますね。アイツが有名になるために朝倉未来に絡んでいって勝手にストーリーが生まれたから、そのストーリーに乗っただけでしょう」
――朝倉未来選手の敵討ちで、YA-MAN選手をやっつけるみたいなストーリーは全く信用していない?
「それもアイツが作ったストーリーじゃないんですよね。見ている人たちが勝手に作ったストーリーで。それでみんなが楽しめるならそれでいいんじゃないですか。自分はストーリーとか関係なく、ムカつくからやるだけです」
――全国に恥をかかせてやる?
「そんなことは全く思っていません。文句を言えなくしたいだけですね。もう1回やったら分からないみたいな試合をしたらまた言われるかもしれないですけれど、KOしてしまえばもう何も言えないでしょう。それでも言って来たとしても、世間の人たちは『いや、お前負けたやん』ってなるでしょう。そうしたいですね。今は平本の方が優勢って世間の評価があるので、そこを引っ繰り返したいです。そして、そういう時の自分は強いです。下馬評が不利の時の自分は強いです」