▼第4試合 King of Rookie2023新人王 決勝戦 -53kg契約 3分3R延長1R
〇横山大翔(拳心會館)
延長判定3-0 ※10-9×3
×酒寄珠璃(ドージョー☆シャカリキ)
※横山が新人王に。本戦の判定は29-29、30-28、29-29。
TOP RUN-55kg王者で5戦4勝(1KO)1敗の横山と、新空手道交流大会K-2軽軽量級優勝で5戦3勝(1KO)2敗の酒寄によるKing of Rookie決勝戦。
1R、サークリングする酒寄は左ミドル、ロー。ガードを上げてじりじり接近する横山はワンツー。両者の鋭いパンチが交錯、ジャブの差し合いも展開。酒寄が飛びヒザ蹴りの奇襲、横山はワンツーからヒザ蹴りを見せた。
2R、酒寄は左ミドル、横山はワンツーから前蹴りをヒット。前に出る酒寄はバックスピンキックを見せる。やや近距離となり、横山は左フック、ワンツーをヒットさせ、ボディ打ちで快音を響かせる。横山のパンチに対して、酒寄はミドルを合わせていく。
3R、酒寄が左の前蹴り、ミドルと手数を出す。横山は圧をかけて、左右フックやストレートで打ち合いに。酒寄は下がりっぱなしにならずに、随所で右ストレートを返す。両者ともロー、前蹴りも混ぜつつ、パンチの攻防を展開。残り30秒、酒寄が右ストレートをヒット、横山はカウンターのフックを返していった。
ジャッジ1者は横山を支持するも、2者はドローと付け、延長戦へ突入する。なお延長は、どちらかに優劣を付ける形となる。
延長R、横山が右ボディストレート、前蹴りと攻めれば、酒寄はサークリングして左フック。横山は接近して、ヒザ蹴りをボディへ突き上げる。酒寄は左インローをヒット。横山はどんどん前に出て、左右のヒザ蹴りをヒット。酒寄はワンツーを返し、バックブローも見舞い、右フックをヒット。横山はガードをしっかり上げて、前蹴り、最後はサークリングする酒寄に対して、横山がパンチを集めていった。
ジャッジは終盤でアグレッシブに攻めた横山を三者とも支持。横山が判定勝ちを収めた。マイクを持った横山は「今日、この試合を組んでもらってありがとうございます。プロデビューしてから、6戦目でここから大舞台で活躍していくので、応援宜しくお願いします」とアピールした。