「戦える身体」がだいぶ作れてきたと自信を深めるあい。プロ4連勝なるか
2019年8月18日(日)ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)で開催される『RIZIN.18』の第3試合女子49.0kg契約5分3R(ヒジあり)で、タバサ・ワトキンズ(米国/Scorpion Fighting System)と対戦するあい(KRAZY BEE)が、16日(金)名古屋市内にて事前インタビューに答えた。
あいは2006年にジュニアオリンピック52kg級とアジアカデット選手権52kg級の二冠を達成したレスリングエリート。『格闘代理戦争』の女子トーナメントに参戦し、準決勝で古瀬美月に敗れるも強い印象を残した。RIZINでプロデビューを果たすと、川村虹花をパウンドで仕留めTKO勝利で初陣を飾り、その後もDEEP JEWELSで活躍しこれまでMMAでは4勝1敗の戦績を誇る(※プロMMA3勝)。
前戦では6月のDEEP JEWELSでグラップリングで成長を見せる山口さゆりを相手に1階級上の52.7kg契約で2R リアネイキドチョークで一本勝ちをマークしたばかり。
あいは「フィジカルを強化してきた」と言い、「今回は前回よりも通常体重が4~5kgくらい増えていて。それで今回は54.0kgくらいから減量して49.0kgに臨むことができました。前回は減量無しで試合に出ていたので、その分、力も身体も弱かったと思います。今回はしっかりフィジカルを付けてきました。ロープ上りが簡単にできるようになりましたね。MMAを始めたばかりの時は手だけでロープを登れなかったんですけれど、今は全然、手だけで登れるようになりました。そこで実感しています」と、筋肉で体重を増やすことに成功したようだ。
身体のイメージは「20歳くらいの時とかですかね(笑)。10年前くらいになるんですけれど、その時が一番、身体が自分の中で良かったというか。そこに戻す努力を今しています」という。これは今回の試合のためではなく「最初の格闘代理戦争の時から体重を増やす努力をしていました。多分、その時は(トーナメント出場選手の中で)一番軽かったと思うので。戦える身体ではなかったですね。そこから徐々に体重を増やすことをずっとやってきました。だいぶ49.0kgで戦える身体になりつつあります。まだもうちょっと足りないかなとは思うのでもっと増やしたいと思っています」と、MMAに転向して以来取り組んできたもの。
対戦するワトキンズについては「いろいろ試合を見させていただいたんですが、腕十字が凄い上手だって印象があります」と評し、「(格闘代理戦争の準決勝で)負けてしまった原因が腕十字だったので、ずっとそれをひきずっていた部分もあって。今回腕十字が上手な対戦相手なので、勝っていいふうに終われたらなと思います」と、過去のトラウマを払しょくしたいとした。
また、「勝ちにこだわる試合をしたいと思っています。ここを勝っておかないとという気持ちと、年末へ向けてここは絶対に勝ちたいなという気持ちがあります」と早くも年末を見据えており、「(同門の山本)美憂ちゃんもずっと連勝しているので、足を引っ張らないようにしたいなと思います。美憂ちゃんと同じように勝ち続けていければ、と思います」と、現在4連勝でタイトル挑戦も視野に入ってきた山本美憂に続きたいと語った。