キャリアの浅い相手にも全く油断を見せない女王・浜崎
2019年8月18日(日)ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)で開催される『RIZIN.18』の第12試合女子49.0kg契約5分3R(ヒジあり)で、アム・ザ・ロケット(タイ/TARNTONG GYM / PHUKET TOP TEAM)と対戦するRIZIN女子スーパーアトム級王者・浜崎朱加(AACC)が、16日(金)名古屋市内にて事前インタビューに答えた。
日本人初のInvicta FC世界王座(アトム級)を獲得して2度の防衛に成功、2018年5月からRIZINに参戦してアリーシャ・ガルシア、黒部三奈、浅倉カンナ、ジン・ユ・フレイと4連勝している浜崎が今回迎えるアムは、これまでムエタイで80戦を超える戦績を誇り、WMC女子ミニフライ級王座を獲得。柔術にも取り組み、JJIF柔術の黒帯で2017年にアジア王者に。2018年4月のアブダビ・ワールドプロ49kg級では青帯ながら3位入賞。リカ・イシゲにも柔術で勝利した経験がある。
「大きな怪我もなく調整は順調です」という浜崎。「まだ未完成ですけれど打撃もやってきていますし、寝技の極めの強さというところを伸ばしてきたので、できれば一本かKOで勝ちたいと思います。一本を狙える自信はあるので、ワンチャンスをものにしてしっかり極めたい」と、完全決着をつけたいという。
「早い段階で勝てるのが一番いいですが、そう簡単にはいかないと思っています。判定まではいきたくないですね。チャンピオンらしく圧倒して勝ちたいと思います」と、圧倒的な差を見せつけるつもり。
とはいえ、対戦するアムのことは「試合映像はあまり見てないですけれど、その中でも強いなっていうのが伝わる試合が多かったですね。瞬発力も爆発力もあって、打撃はもちろんですが寝技もしっかりできるトータルで優れた選手だと思います、実績はそこまでないですけれど、強い選手だと思いますし、全然油断もしていない。最初から全力で狙っていきたいと思います」と高く評価している。
アムの首相撲については「今までのようにすぐテイクダウンできる相手ではないと思っているので、それなりの対策はしてきています。広島に行って藤井(惠)さんにも助言をいただきながらやってきました」と、警戒しながらも対策はできているようだ。
最後には「タイトル戦でもノンタイトル戦でもモチベーションは私の中で変わっていなくて、一戦一戦しっかり勝つことを目標にしているので今回も全力でやりたいと思います」と、改めて最初から全力で倒しに行くと王者らしい言葉で締めくくった。