身長差は実に20cm、中村(左)はどう攻略するのか
2023年12月16日(土)東京・両国国技館『RUF presents RISE WORLD SERIES 2023 Final Round』の前日計量&記者会見が、15日(金)都内にて13:00より行われた。
第11試合の「RISE×GLORY」対抗戦、ライト級(-63kg)3分3R延長1Rで対戦する中村寛(BK GYMは63.0kg、アフマド・アコーダッド(モロッコ/Brutal Gym)は62.2kgでそれぞれ計量をパス。
184㎝(中村は164㎝)の長身を誇るアコーダッドは「日本は素晴らしい国だと思います。素晴らしい人々がいるいい国に来れてよかった。明日はRISEで私の実力を見せてファンの皆さんにKOを見せたい」とKO宣言。
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迎え撃つ中村は「相手の目も根性も座っているのが分かったので、ゴングが鳴ったらきっちりコテンパンに倒しに行きます。楽しみにしていてください」と、相手にとって不足なしとする。
初めて顔を合わせた印象を聞かれると、アコーダッドは「相手にはリスペクトの気持ちがあります。もうひとつは私の方がいいファイターだという確信があります」と自分の方が優っているとし、中村は「背がデカいなって感じです(笑)。ゴングが鳴ったら殺しに行くので楽しみにしていてください。完全に倒し切ります。ちょっとデカすぎですよね。でも見た目はめちゃめちゃデカいけれど、身長は関係ないことは明日の夜になれば分かることなので。倒れているのはでっかい方です」と20cmの身長差も問題なしとした。
フェイスオフでは鋭い目つきで相手を睨んでいた中村だが、スイッチが入ったかと聞かれると「まだスイッチは入ってないですよ。ただデカいなって思って。サバを読んでて欲しかったんですよ。実際は174cmくらいじゃないかなと。ばりデカいので立派やなと思って。体格に恵まれているなと思って見ていました」と笑った。
第8試合の「RISE×GLORY」対抗戦、ウェルター級(-67.5kg)3分3R延長1Rで対戦する中野椋太(誠至会)は67.35kg、ペトル・モラリ(モルドバ/Kickboxing fearless)は67.45kgでそれぞれ計量をパス。
WKU世界-65kg王者で7勝1敗の戦績を持つモラリは「大きなイベントで戦えるのは光栄。RISEのことは世界1位のイベントだと思っている。出られるのが嬉しい」とRISE初参戦を嬉しく思うとコメント。対する中野は「明日はイケてる試合をします」と中野節をさく裂させる。
初めて顔を合わせた印象を聞かれると、モラリは「相手は強いと思うが、自分の方がもっと強い。やる気がある。相手よりも若いしね。絶対にスーパーファイトになると思うよ」と自信満々。それに対して中野も「俺の方が強いです。まず相手選手には海を渡って日本で試合してくれるのはファイターとしてリスペクトしています。明日は最高の試合をします。自信あります」と、こちらも自信満々に応えた。