タイトルマッチにからむ試合ではないけど──
「リングでもケージでもどちらでもいいんです。RIZINで『リングはやめろ』という声も聞きますが、前もってどちらでやるか決めてもらえれば、それ用の練習をするので。ただ、リングはテイクダウンしたときに、(足を伸ばしたり、頭を出したり)下から逃げられる。元谷友貴戦の序盤で、テイクダイウンに行って『リングから落ちればスタンドから再開』が痛かったので、そういうのが無ければいいんですけど……僕のタックルは(相手が)飛んじゃうんで、そうなったら中に引っ張り込もうと。中で中でやろうかなと思います」と警戒した。
海外挑戦も視野に、「2024年内にRIZINでチャンピオンになる」と目標を立てている太田にとって、今回の芦澤戦は「そこにからむ試合ではないけど、大晦日には、井上(直樹)選手もたぶん出来ないのでオファーを受けた」という。
10月の佐藤戦前には、平本蓮のヘアスタイルを揶揄して「万が一負ける事があったら、この世界で5番目くらいに恥ずかしい髪型で1日中過ごす」と公約し、実行した。
今回は「芦澤君のYouTubuでも何でも1日、言うことを聞きますよ。負けたときのことを言うのは何ですが、SNSでつまらないことをやってもしょうがない。僕が勝ったら社長がご飯に連れて行ってくれるというので」と、絶対の自信を持って、大晦日に臨む。
本誌の取材に「MMAでテイクダウンを警戒したらそんなに打撃は出せない」とストライカーの芦澤を斬り捨てた太田は、「僕とやった後に、『もうMMAはやらない』と泣いてしまうんじゃないか」と圧勝を予告しており、最後は「自分のやるべきことをやるだけ」と気を引き締めた。