(C)ONE Championship/ゴング格闘技
2023年11月30日(木)、ONE Championshipが都内で会見を行い、2024年1月28日(日)有明アリーナにて『ONE165:Rodtang vs. Takeru』を開催することを発表。キックルール(3分5R)で武尊vs.ロッタン・ジットムアンノン、MMAルール(5分3R)で青木真也vs.セージ・ノースカットの2カードが決定し、4選手が登壇した。試合はリングで行われる。
▼ONEライト級(※77.1kg)5分3R
青木真也(日本)47勝11敗1NC
セージ・ノースカット(米国)12勝3敗
青木のMMAの試合は、2022年11月のサイード・イザガクマエフ戦以来、1年2カ月ぶり。2019年10月のONE日本大会でホノリオ・バナリオに一本勝ち以降、江藤公洋、 ジェームズ・ナカシマ、エドゥアルド・フォラヤンを相手に4連勝をマークしたが、現在は2連敗中。
2022年3月に秋山成勲に2R TKO負けすると、同年11月にイザガクマエフに1R TKO負け。グラップリングルールでもケイド・ルオトロに判定負け、10月の前戦ではマイキー・ムスメシに一本負けしており、ONEでは4連敗と黒星が続いている。40歳。
対するノースカットは、UFC6勝2敗から2019年5月にONEにウェルター級で参戦し、元IT'S SHOWTIME 77kg MAX世界王者のコスモ・アレクサンドレに1R KO負け。コロナ禍もあり、2023年5月にONEにライト級で復帰し、アフメド・ムジタバを1R ヒールフックに極めて、ONE初勝利を挙げている。27歳。
両者は当初、2021年4月29日の『ONE on TNT IV』で対戦予定だったが、ノースカットが「新型コロナウイルスの影響が長引いた」ため試合を辞退。青木は、秋山戦がキャンセルされたフォラヤンと緊急対戦していた。
会見で青木は「また試合をさせてもらえるのは嬉しい。2023年は(MMAの)試合をしていないので。MMAの選手なのにMMAのオファーが来なかったのは不本意でしたが、その時間で向き合うことも出来た。ベストパフォーマンスを世界最高峰の舞台で、世界最高峰の相手にできるのは今回が最後の機会だと思う。ひとつの試合を消費されないよう、小説や映画のように楽しんでもらえたら皆さんにとっての何かになるんじゃないかと思います。試合前から試合後まで一生懸命、2カ月間やりきりたい」と語り、ノースカットは「日本に来ることは夢だった。格闘技はもちろんアニメを見たりして育ったので。青木真也の母国で戦えることが嬉しい。レジェンド青木との試合に興奮している。いままで極められたことがない青木との試合はキャリアで最大の試合になる」と、意気込みを語った。
また、ONEのチャトリ・シットヨートン会長兼CEOは、青木vs.ノースカットを「ベテランライオンとヤングライオンの対決になるかもしれない」と評し、今後について、「2024年の夏にも日本大会を開催したい。今後は年に2大会から4大会を日本で開催したい」と語った。