フアン・アーチュレッタとのRIZIN大晦日決戦に向け、朝倉海のジャパントップチームに強力な援軍が続々、合流している。
既報通り、元UFCのヴィンス・モラレス(米国)が来日。5月に石原夜叉坊に一本勝ちしたモラレスは日々、東京でトレーニングを重ねており、23日の『BreakingDown 10』も観戦。「今までで一番クレイジーなイベントかもしれない! 1分間の勝負はハード」と泣き笑いの絵文字とともに投稿している。
そのモラレスに帯同しているのが、レスリンゴコーチのビリー・ビゲロウ(米国)だ。
ボイシ州立大学からオレゴン州立大学にレスリング契約で移籍し活躍したビゲロウは、現在ラスベガスでモラレスを始め、メラブ・ドヴァリシビリ、アレックス・ペレス、アルジャメイン・スターリング、コーディー・スタマンらを指導している。
元NCAAディビジョン1レスラーでもあるフアン・アーチュレッタと対戦する朝倉海にとって、モラレス&ビゲロウチームの合流は、MMAレスリング面でさらなる力になっていることは間違いない。
さらにエリー・ケーリッシュコーチのツテでCage Warriors(CW)ファイターのブライアン・ブーランド(ドイツ)が来日。ブーランドは2018年にCWでイリア・トプリア(※2024年2月18日の『UFC 298』でフェザー級王者アレクサンダー・ヴォルカノフスキーに挑戦)に一本負けも、MMA11勝4敗の好戦績を挙げている。
「私はここに5週間います。スパーリングパートナーとしてMMAでの新しい経験、そして冒険の一部になることにとても興奮しています。エリー、信頼してくれてありがとう」と朝倉海のスパーリングパートナーとして招聘されたことを語るブーランドは、自身のYouTubeでMMA教則動画もアップ、X-TremeトレーニングセンターではMMAヘッドコーチも務めており、その技術を朝倉に伝えている様子をアップしている。
RIZINバンタム級王座奪還に向け、「アーチュレッタ包囲網」は着々と進行している。朝倉はSNSに「大晦日のタイトルマッチに向けて、アメリカとフランスから強力な援軍が来てくれました。仲間たちと一緒に必ずベルトを獲ります」と力強いコメントを記している。