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【RIZIN】朝倉海、援軍に「待ち切れない」──元UFCのヴィンス・モラレスがJTT合流で大晦日アーチュレッタ戦へ

2023/11/14 07:11
「待ち切れない」──朝倉海が年末決戦に向け、ジャパントップチームに合流する元UFCのヴィンス・モラレス(米国)を歓迎した。 「次のMMAは日本、年末のRIZINに向けて朝倉海とトレーニングする。朝倉はフアン・アーチュレッタと対戦するんだ」と、インスタグラムで明かしたモラレスに、朝倉が「I can't wait」と呼応した。  朝倉海は、2023年3月に米国ラスベガスのシンジケートMMAに出稽古し、そこで出会ったエリー・ケーリッシュコーチを日本に招聘しているが、今回は同じシンジケートMMAから、練習仲間だったヴィンス・モラレス(※写真右)と大晦日大会に向けて合同練習をすることになる。  33歳のモラレスはMMA13勝7敗でUFC3勝5敗。Bellator2勝0敗。2023年5月には『XMMA 6』で石原夜叉坊と対戦し、夜叉坊の左インローにワンツーを合わせてダウンを奪うと、がぶりから得意のダースチョークを極めている。  同じUFCファイターのリッキー・シモンが従兄弟で、高校時代にレスリングでオレゴン州王者となったモラレスは、アマチュアボクシングでも活躍。2015年5月にMMAデビューすると、翌年にフロント・ストリート・ファイツのフェザー級王者に。2018年7月のDWCSでは初回にダウンを奪うも一本負けで契約ならずも、Bellator2勝目を挙げて、2018年11月に欠場選手の代役としてUFCバンタム級でデビュー。  オクタゴン初戦はソン・ヤドンに判定負けも、2戦目でアルメン・ザハビに判定勝ち。2連敗後、ドラコ・ロドリゲスに判定勝ちすると、ルイス・スモルカを1R、右オーバーハンドでTKO。その後、ジョナサン・マルチネスにボクシングをかわされて判定負け。2022年11月にマイルズ・ジョーンズに判定負けで、UFCをリリースされている。  前述した通り、2023年は、5月に夜叉坊に一本勝ち。7月の前戦ではフェザー級で古巣のフロント・ストリート・ファイツに戻り、2Rにオーソから左右ボディを効かせてジョー・ペナフィールを2R TKOに下し、2連勝中だ。  シンジケートMMAでは、UFC世界バンタム級2位のメラブ・ドバリシビリをはじめ、現Bellator世界バンタム級暫定王者のパッチー・ミックス、18歳で史上最年少でUFCと契約したラウル・ロザスJr.らと練習を積んでいるヴィンス・モラレス。 (C)merab.dvalishvili  朝倉は、ドバリシビリの前戦ピョートル・ヤン戦の前の大一番に向かう姿を確認しており、試合前のハードな調整にも刺激を受けていたが、今回のモラレスの来日で、米国での追い込み練習に近い練習環境を作ることになる。  ジャパントップチームでの新体制、元谷友貴戦の参謀として活躍したエリーに加えて、元UFCモラレスの加入で朝倉海は、バンタム級王座奪還に挑む。
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