「PFLチームがBellatorを兼任するとUFCとPRIDEのときのようになってしまう」(榊原)
デイヴィス会長は、「スコット・コーカーとマイク・コーガンが会社に残り、Bellatorの新たなビジョンを運営する手助けをしてくれることを願っている」と語っていたが、その後の状況はどうか。
本誌の取材に榊原CEOは、「米国でスコットとも会いました。結局、オペレーションを誰がやるか。ドンさんは会社経営のマネージメントのスペシャリストだと思いますが、格闘技のコンテンツをこれまでもこれからも実績のある人がやれるのか。スコットが抜けてコーガンがやるのか、スコットもコーガンも抜けるのか、そこは僕らもどうかなと」と、注視していることを語っている。
危惧しているのは、PRIDEを買収したときのUFCの二の舞だ。
「PFLのチームが兼任して(Bellatorも)やると、UFCとPRIDEのときのようになっちゃう。“PFLだけやっておけばいいじゃん”と。そうするとBellatorの契約をPFLにがっちゃんこして、もう買ったものだから何か使おうとなるかもしれない。ちょっと様子を少し見ておく必要はあるなと思います」と、榊原CEOは続けた。
前述の通り、PFL版Bellatorは、2024年に8大会を開催する。その最後を飾るのは、大晦日、日本大会となるか。
デイビス会長はPFL2023ファイナルでのドレーク・リッグス記者の取材に、RIZINとのパートナーシップを維持することについて話し合ったことを明かし、「もし一緒に何かをするとしたら、それは来年の終わりになるだろう」と語っている。
それに呼応するように、榊原CEOも「PFLと友好関係はあるので、日本のファンが喜んでくれることができればなと思います」と結んでいる。
After the Bellator acquisition, Donn Davis says he recently talked to RIZIN about keeping the partnership between companies alive. If they do something together, he assumes it would be late next year. #PFLWorldChampionship pic.twitter.com/zxwS9hHuDP
— Drake Riggs (@DrakeRiggs_) November 25, 2023