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レポート

【BLOOM】上田将年が地元・福岡でオトゴンバヤルに判定勝ち「東京でやり残していることがある」持田哲兵はパク・サンヒョンに判定負け

2023/11/26 01:11
 2023年11月19日(日)福岡市市中央区天神の西鉄ホールにて『BLOOM FIGHTING CHAMPIONSHIP』が開催された。  フライ級では、上田将年(G-face TEAM 緒方道場)が、現GLADIATORバンタム級王者テムーレン・アルギルマーと同門のモンゴルファイターのツェルマー・オトゴンバヤルと対戦。判定3-0で上田が地元で勝利。「また東京でやり残していることがある」と復活の狼煙をあげた。 ▼第二部 第5試合 BLOOM FCフライ級 5分3R〇上田将年(G-face/TEAM緒方道場)[判定3-0] ※30-27×3×ツェルマー・オトゴンバヤル(Mazaalai Fighting Center)  上田は2022年4月のPANCRASEで有川直毅にスプリット判定勝ち後、鶴屋怜、伊藤盛一郎の強豪相手に2連敗中。  対するオトゴンバヤルは、MMA7勝4敗。Mazaalai Fighting Center所属でLFA出場のエンジャルガル・バンザラグには敗れているものの、MGL-1、Mongol FC等で活躍中。  1R、ともにオーソドックス構え。いきなりの上田の左ハイがオトゴンバヤルの顔面をとらえるも、その蹴り足を掴んだオトゴンバヤルが押し込みテイクダウン。  下の上田は三角絞めに。左腕をとられているオトゴンバヤルは右ヒジを顔に押し付けていくと、上田は腕十字に切り替えるが、ケージに頭が押しつけられ頭を刈れず。三角十字でヒジを伸ばしに行くが、押し込むオトゴンバヤルに、上田は下からの鉄槌に切り替える。  2R、オトゴンバヤルの左右をさばいた上田が金網を背にさせてダブルレッグテイクダウン。立ち上がろうとするオトゴンバヤルにボディロックからスタンドバック。正対して体を入れ替えたオトゴンバヤルが、右で差して頭を上田のアゴ下につけて押し込むと、シングルレッグへ。  その左腕をキムラクラッチにとらえた上田は後方に回してサイド、腕十字へ! クラッチを切らせないオトゴンバヤルに上田はいったん三角絞めに移行し、さらに腕十字へ! うつ伏せになって極めに行くが、オトゴンバヤルが腕を抜いてホーン。  3R、オトゴンバヤルの圧力を受けながら、今度は右ハイを当てる上田。組むオトゴンバヤルを突き放す。ワンツーのオトゴンバヤルを掻い潜って2度ダブルレッグも切られる。しかし、3度目の正直のダブルレッグでケージ中央でテイクダウン。  金網に向かうオトゴンバヤルのバックにつくとケージ際で両足をかけさせないよう凌ぐオトゴンバヤルだが、ついにフルバックから4の字ロック。右腕をオトゴンバヤルの首に巻いて絞める上田だが、オトゴンバヤルも後ろ手を持って外して極めさせず。上田はバックのまま背後からパウンドし、ホーン。  判定は3-0(30-27×3)のフルマークで上田が勝利。家族をケージに上げて、「応援ありがとうございました。モンゴルから来てくれたツェルマー選手もほんとうありがとうございました。自分(PANCRASEで)鶴屋(怜)選手と伊藤(盛一郎)に2連敗中でちょっと戦うのが怖くなった時期もあったんですけど……やっぱりこの勝ちの感覚が忘れられなくて戻ってきてしまいました。  こうして家族の前で戦えたことは幸せなんですけど、また東京でやり残していることがあるので、また、いま36歳なんですけど、もうちょっと格闘技をやろうと思いますので、また福岡で試合をする時はよろしくお願いします。勝てて良かったです」と勝利の挨拶。最後は娘に「強いやろ?」と聞いて「強い!」と100点満点の回答を得た。 [nextpage] ▼第一部 第7試合 BLOOM FC 63kg契約 5分3R×持田哲兵(MMA RANGERS GYM)[判定0-3]〇パク・サンヒョン(MMA Story) 上田将年と同じくPANCRASEに参戦中で、修斗TORAO・沖縄でも試合してきたバンタム級の持田哲平(MMA RANGERS GYM)が、 モンゴルのオトゴンスレン・スフバット(Shandas MMA Fitness Center)と対戦する。  持田は木本海人、上野惇平に判定勝ち後、ネオブラ準決勝で上田祐起に一本負け。2023年5月の前戦では藤谷敦史に判定勝ちしている。  対するパク・サンヒョンは名門MMA Story所属。元ROAD FCミドル級王者チャ・ジョンファンの愛弟子でNEO Fight、カイザー、Angel's FC 、Double GFCと渡り歩いてきた。  試合は初回から右カーフを効かせて持田を倒したスブバットが右フック、ボディ打ちから蹴りにも繋げる。最終回もカーフ受けて下になる持田にインサイドからパウンドで判定勝ち。 『BLOOM FIGHTING CHAMPIONSHIP 01』第2部・結果 ▼第8試合 BLOOM FCバンタム級 5分2R〇荒木雄登(LIBRE)[1R 3分09秒 TKO]×河野慶樹(G-face)  河野の右ローに、ガード低く左から右で組んだ荒木は左差しも、河野はギロチンチョークで引き込みに! 中腰の荒木は外して上に金網に頭を詰まらせてインサイドからパウンド。下からの三角絞め狙いを外して、草刈りにも上体を立ててハーフに。パス際で背中を見せた河野にバックマウントからパウンドアウト。 ▼第7試合 BLOOM FCバンタム級 5分2R(ヒジ無し)×NAO(axel mma)[1R 1分00秒 リアネイキドチョーク]〇後藤優弥(MMA RANGERS GYM)  1R、ワンツーで詰める後藤が左足にシングルレッグへ。右足首も手繰り寄せてテイクダウン。立ち際にバックに回り、パウンドからリアネイキドチョークを極めた。 ▼第7試合 BLOOM FC 63kg契約 5分3R×持田哲兵(MMA RANGERS GYM)[判定0-3]〇パク・サンヒョン(MMA Story) ▼第6試合 BLOOM FCフェザー級 5分2R×出田貴大(G-face)[判定0-3]〇RAGO(ロータス福岡古賀道場) ▼第4試合 BLOOM FC バンタム級 5分3R〇原田惟紘(G-face)[判定3-0] ※30-27×3×上田祐起(総合格闘技道場reliable) ▼第3試合 BLOOM FC フェザー級 5分2R×盛坪チャッピー大樹(ピュアブレッド福岡)[2R 2分33秒 アームロック]〇柿原“RR”昇汰(MMA RANGERS GYM) ▼第2試合 BLOOM FCフライ級 5分2R〇柴山鷹成(G-face)[判定3-0]×真生(MMA RANGERS GYM) ▼第1試合 BLOOM FC フライ級 5分2R×平賢二郎(ロータス福岡古賀道場)[1R 0分49秒 ダースチョーク]〇陸虎(総合格闘技道場reliable) ▼OP FIGHT 第7試合 BLOOM FCライト級 5分1R×小川一隆(和術慧舟會若杉道場)[判定0-3]〇二ノ宮恵汰(LIBRE) ▼OP FIGHT第6試合 BLOOM FCフライ級 5分1R(パウンド無し)〇榎元涼評(erupt)[判定3-0]×平勇弥斗(桂塾) ▼OP FIGHT第5試合 BLOOM FCフェザー級 5分1R(パウンド無し)〇久保智大(rock well格闘技道)[1R 2分35秒 腕十字]×堤健汰(MMA RANGERS GYM) ▼OP FIGHT第4試合 BLOOM FCフライ級 5分1R(パウンド無し)〇中島唯翔(MSKC)[判定3-0]×竹下里宏(MMA RANGERS GYM) ▼OP FIGHT第3試合 博多CAGE FIGHT MMA バンタム級 2分2R(パウンド無し)×井形聖那(ロータス福岡古賀道場)[判定0-3]〇中島和斗(MMA RANGERS GYM) ▼OP FIGHT第2試合 博多CAGE FIGHT MMA フェザー級 2分2R(パウンド無し)〇佐藤将幹(チームツチヤマン)[判定0-3]×近藤卓也(LIBRE) ▼OP FIGHT第1試合 博多CAGE FIGHT MMA フェザー級 2分2R(パウンド無し)〇中田英治(LIBRE)[判定3-0]×東駿佑(MMA RANGERS GYM) [nextpage] 『BLOOM FIGHTING CHAMPIONSHIP 01』第1部・結果 ▼第10試合 BLOOM FCフェザー級 5分2R(ヒジ無し)〇林 大輝(DESTINY JIU-JITSU)[2R 0分06秒 KO]×森本健介(毛利道場) ▼第9試合 BLOOM FCライト級 5分2R×平川杏平(B'style BOXING GYM)[1R 0分52秒 TKO]〇髙橋惺哉(毛利道場) ▼第8試合 BLOOM FCライト級 5分1R〇定行樹生(MMA RANGERS GYM)[1R 0分56秒 TKO]×小島翔平(フライト) ▼第7試合 BLOOM FC 63kg契約 5分3R×持田哲兵(MMA RANGERS GYM)[判定0-3]〇パク・サンヒョン(MMA Story) ▼第6試合 BLOOM FCライト級 5分2R〇清水洸志(MMA RANGERS GYM)[判定2-1]×深見弦汰(赤崎道場A-SPIRIT) ▼第5試合 PROGRESS フェザー級 5分2R×野瀬翔平(マスタージャパン福岡)[1R 1分05秒 ヒールフック]〇米倉大貴(IGLOO) ▼第4試合 PROGRESS 無差別級 5分2R×中村勇太(T-REX柔術アカデミー)[ポイント1-4]〇小次郎(毛利道場) ▼第3試合 PROGRESSウェルター級 5分2R〇ムクロック(DESTINY JIU-JITSU)[ポイント8-4]×スターリング・ベアー・ミーチャム(095BJJ長崎柔術) ▼第2試合 BLOOM FCフライ級 5分2R〇koki(MMA RANGERS GYM)[判定2-1]×下田洋介(095BJJ長崎柔術/和術慧舟會総本部) ▼第1試合 BLOOM FCフライ級 5分2R〇堺龍平(MMA RANGERS GYM)[1R 1分48秒 TKO]×田上健太(フリー) ▼OP FIGHT 第8試合 博多CAGE FIGHT GRAPPLING 45kg契約 4分1R×泰雅(メフォーゼ柔術アカデミー)[1R 1分50秒 腕十字]〇品川斗吾(毛利道場) ▼OP FIGHT 第7試合 BLOOM FCフライ級 5分1R〇緑真作(マスタージャパン福岡)[判定3-0]×竹本蒼天(毛利道場) ▼OP FIGHT 第6試合 BLOOM FC 79.9kg契約 5分1R×山口蓮(フリー)[判定0-3]〇山本和貴(毛利道場) ▼第5試合 BLOOM FC フライ級 5分1R〇堤成也(マスタージャパン福岡)[判定3-0]×高岩陽太(ニコニコファイトクラブ) ▼OP FIGHT 第4試合 BLOOM FCライト級 5分1R×小川一隆(和術慧舟會若杉道場)[判定0-3]〇丹野優平(毛利道場) ▼OP FIGHT 第3試合 BLOOM FCライト級 5分1R(パウンド無し)〇室岡寿明(MMA RANGERS GYM)[1R 1分33秒 TKO]×荒木優生(赤崎道場A-SPIRIT) ▼第2試合 博多CAGE FIGHT KICKストロー級 2分2R×田中春允(All One BJJ)[判定0-3]〇蒼琉(毛利道場) ▼第1試合 博多CAGE FIGHT KICK バンタム級 2分2R〇中村優志(MMA RANGERS GYM)[判定3-0]×山口由来(フリー)
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