2023年11月19日(日)都内某所で開催された全試合オープンフィンガーグローブマッチのキックボクシング大会『FIGHT CLUB』。
そのメインイベントで、朝倉未来(JAPAN TOP TEAM)に1R1分17秒でKO勝ちしたYA-MAN(TARGET SHIBUYA)が試合後インタビューに答えた。
朝倉から最初のダウンを奪った右ストレート。その代償として「折れてはいないと思いますが、腱の位置がずれたんだと思います」と右拳を冷やしながら話し始めたYA-MAN。
どんな作戦で臨んだのかを聞かれると「未来さんは右のフックを合わせる癖があるので、外側からフックで触ると右フックを返してくるんですよ。そのフックをガードしながら右ストレートっていう作戦でした。それがドンピシャにハマった感じですね。事前に情報があった――前に一緒に練習したので――その事前の情報があったのがデカいですね」と、分析力に定評のある朝倉未来を逆に分析していたのが決め手となった。
さらに「今回リングもいつもより(RIZINのリングより)小さくて、あまり足(ステップワーク)が使えないリングだったと思うんですよ。そういうのも気にして今回の結果になったんだなと思います」と、朝倉がこれまで試合をしてきたRIZINのリングとは大きさが違うため、感覚や戦い方に影響があったのでは、と推測。
ずばり、朝倉未来はなぜ負けたと思うかとの問いには「油断じゃないですかね。あとは重荷。その2つはあったと思う。一緒に練習していて『行けるっしょ』と思っていたと思いますし、もし仮にYA-MANに負けたらリスクが大きいと思っていたと思うし、失うものが大きかったと思うので、、そのプレッシャーが重荷になったんじゃないですかね」と、油断とプレッシャーの2つが精神的に影響したのではないかと話した。