笠原弘希インタビュー「他の団体とは違うOFGの戦いを見せたい」
「調整は順調に来てまして、あとはもう減量だけです」
――練習ではどういったところを強化されてますか?
「相手がサウスポーで、今回は右のパンチで倒したくて右の攻撃を全体的にパワーアップしようと思って強化してます。手応えはもうバッチリなのでしっかり倒せると思います」
――今回でオープンフィンガーグローブ(以下OFG)は3戦目になりますが、そこに関しては慣れもでてきましたか?
「そうですね。普段の練習からOFGをはめていて段々と馴染み、前回9月の試合でも全然違和感はなかったので、問題ないと思います」
――4月のOFG初戦のランボー・モー・ラッタナバンディット戦ではスープレックスを見せ、9月の2戦目のネイサン・ドライデン戦ではフロントチョークでKO勝ちしたりと、打撃ではなくSBならではの技を毎回見せてますけど、今回も狙っているものはありますか?
「そうですね。もちろん、パンチ、蹴りでのKOは狙ってるんですけど、チャンスがあればどんな技でも決めたいと思っています」
――前回のフロントチョークは練習していたものだったんですか?
「たまにスパーの流れの中でやっていたものでしたが、試合中に組んだ時に相手が頭を下げるなと思ったのですぐにフロントチョークをやろうと決めました。フロントチョークをもうちょっと極めれば、僕の得意技にしてもいいかなと思います」
――今回の相手、スーパーボール・ティーデ99選手はどういった印象がありますか? これまでにプロムエタイ協会スーパーバンタム級のタイトルを獲得し、ONEでは現在3連勝中です。
「サウスポーでとてもアグレッシブという印象があります。ハイキックが凄く速いので、そこだけは気を付けたいなと。タイ人トレーナーのダムさんからは「お互いに前に出るスタイルなので気持ちで負けるな」とだけ言われてます。ONEで戦績もよく、評価も高い選手なので、ここで勝てば世界的にも僕の強さ、SBのことをアピールするチャンスなので落とせない試合だと思っています。あと、OFGの試合がRISE、KNOCK
OUTのリングなどで増えてきてますけど、SBでは投げ技や絞め技まであるんで、他の団体とは違うOFGの戦いを見せたいと思っています」
――弟の友希選手が年末で梅野源治選手との対戦をアピールしてましたが、弘希選手も大晦日での試合を狙っていたりもしますか?
「オファーがあればやりますけど、別にどっちでもいいかなと(笑)。僕にとっては大晦日が全てじゃないと思っていて、僕にってはSBのリングで戦うことの方が重要なので、他のリングに関しては出れらればいいなぐらいにしか思っていないです」
――来年に見据えている目標はありますか?
「笠原三兄弟でより大きくなるように、どんどんアクションを起こせして前に進んでいきたいなと思っているので、今年最後に僕が落とさないように頑張ります!」