ヤン・ジヨンがBRAVEの高橋謙斗に完勝
▼バンタム級 5分3R
〇ヤン・ジヨン(韓国)9勝1分
[判定3-0]
×高橋謙斗(日本)7勝2敗1分
ジヨンは、MMA4連勝後にRIZINで昇侍、魚井フルスイング、ROADで平澤宏樹を相手にいずれもフィニッシュ勝利。初参戦時は当初の相手の朝倉海が拳の怪我により欠場。代役の昇侍に一本勝ちを収めている。以降、朝倉との対戦をアピールしてきたが、『ROAD FC 63kgトーナメント』出場が決定。
6月の『Road FC 64』1回戦で、MMA6勝0敗で全試合をフィニュシュ(2KO・4一本勝ち)しているキルギスの強豪ラザバリ・シェイドゥラエフと対戦し、1R リアネイキドチョークで一本負け。プロデビュー以来無敗の連勝が「7」でストップした。
しかし、8月の『Road FC 65』ではトーナメント「リザーブマッチ」に回り、ムン・ジェフンにスプリット判定勝ち。引退するジェフンの介錯を務めている。
髙橋は、BRAVE GYM所属で柔道をバックボーンとし、MMA7勝1敗。2018年に『THE OUTSIDER Experiment League』で勝利し、2019年11月から『Brave Fight』に参戦。プロ5連勝で、2022年3月にフミグローブTVに判定負けで初黒星も以降、GRACHANで松本大輔とドローを含む2勝1分だ。
会見では、「ヤン・ジヨン選手が実力ある選手だったので、チャンスだなと思ってオファーを受けさせてもらいました。ROAD FCでいい試合をして、ヤン・ジヨン選手に勝たせていただきます。よろしくお願いします」と意気込みを語っている。
1R、ともにサウスポー構え。勢いよく中央に出るヤン・ジヨンに、高橋も押し戻すと、ヤン・ジヨンが左ロー。右ミドルハイは空振り。ヤンジヨンは再び左カーフキックを当てる。
どっしり中央で構えるヤン・ジヨン。両者ともに慎重で口頭注意。右ジャブのヤン・ジヨンに右を狙う高橋だが待ちの姿勢。
高橋の打ち終わりに右を当てるヤン・ジヨンは右ハイも突いて、高橋のシングルレッグを受け止める。そのまま金網まで押し込む高橋だが展開なくブレーク。
ヤン・ジヨンのワンツーの左をかわした高橋の低いテイクダウン狙いを切って上になるヤン・ジヨン! 高橋は下のままゴングを聞く。
2R、左右にステップする高橋に、左手をぐるぐると回して迎撃を狙うヤン・ジヨン。ワンツーの左を見せる。右オーバーハンドを当てる高橋だが浅い。ダブルレッグを切られると下から外がけ内ヒールへ! ヒザを抜いたジヨンにレフェリーはブレーク。
スタンド再開。中央を取るジヨン。金網まで圧力をかけて左アッパーを突く。さらに左フックの飛び込み。ジヨンは右ローまで繋ぐ。シングルレッグの高橋をがぶるジヨンはバックに回り細かいパウンドでゴング。
3R、前手の右フックから左で飛び込む高橋だが、ブロッキングしたジヨンに、高橋は前足にシングルレッグへ。ここも切ってすぐにバックに回るジヨン。両足をかけて背後から細かいパンチ。リアネイキドチョークを狙う。高橋はそれを防ぐも正対できず。そのままコントロールされてゴング。
判定3-0でヤン・ジヨンが危なげなく勝利した。