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【RWS】石井一成がラジャダムナン王者にダウンを奪われ猛反撃も逆転ならず、竜哉も判定負け

2023/10/29 00:10
【RWS】石井一成がラジャダムナン王者にダウンを奪われ猛反撃も逆転ならず、竜哉も判定負け

パンチで前に出る石井にヒジを叩きつけるパントア(C)RWS

RWS:Ratchadamnoen World Series
2023年10月28日(土)タイ・ラジャダムナンスタジアム

▼第4試合 115ポンド 3分3R
×石井一成(ウォーワンチャイプロモーション)
判定0-3 ※26-30、27-29×2
〇パントア・ポー.ラックブーン(タイ/ラジャダムナンスタジアム認定バンタム級王者)


 石井はジュニアキック出身で、アマチュアでは14冠王を達成。2017年2月にはTrue4Uフライ級タイトルを高校生で獲得。2018年12月、トーナメントを制してKING OF KNOCK OUT初代フライ級王座に就いた。WPMF世界フライ級王座、IBFムエタイ世界フライ級王座、BOMスーパーフライ級王座、WBCムエタイ世界スーパーフライ級王座も保持。K-1には2022年8月に初参戦を果たし、12月の「K-1 WORLD GP初代バンタム級王座決定トーナメント」に臨んだが決勝で黒田に判定負け。2023年はK-1でヨーシラーとテクニカルドロー、7月と9月には『RWS』で連続KO勝利を収めた。戦績は43勝(24KO)13敗3分。

 12月9日(土)エディオンアリーナ大阪『K-1 ReBIRTH 2』では王者・黒田斗真(K-1ジム心斎橋チームレパード)とのK-1 WORLD GPバンタム級タイトルマッチが決定しており、その前に現役ラジャダムナン王者と対戦するという試練の2連戦に挑む。

 パントアは現ラジャダムナンスタジアム認定バンタム級王者で、元7ch王者、元オムノーイスタジアム王者。戦績は81勝21敗3分。

 石井の刀でめった斬りにするワイクーを完全に無視する太々しいパントア。


 1R、サウスポーのパントアに対して、左へ動きながら距離を詰めていく石井に、パントアは左回りを余儀なくされる。さっそくワンツーで距離を詰める石井。パントアは左ローを蹴っていき、石井は左ボディ。石井が右ミドルを蹴った直後、パントアが左フックでダウンを奪う。一度下がった石井だが、すぐに反撃を開始。左ボディと右ストレート、左右フックでパントアをコーナーへ詰める。しかし、パントアも左ストレート、左右ボディで猛反撃。左ミドルを連打するパントアに石井は右を打つが不発。バッティングで石井は左上をカットし流血した。


 2R、右ローを蹴って前へ出ていく石井は右ストレート、左フック、ヒジの猛攻。パントアは下がりながらも左ミドルを蹴り、左ストレートを打つ。この左ストレートに石井は後退、前に出るパントアが前蹴りを連発して石井を下がらせ、左ストレートにつなげる。フルスイングのパンチを繰り出す石井だがヒットはならず、逆にパントアはジャブを当てて前蹴り、左ミドルを蹴る。流血がひどくなる石井。オープンスコアはパントアが10-9×2、石井に10-9を付けたジャッジが1人。

 3R、もう後がない石井は序盤からワンツーの連打で仕掛けていく。その猛攻をしのぐと今度はパントアが前へ出て左右のヒジ打ち。石井は下がりながらローを蹴る。強烈な右ボディストレートを打つ石井だが、パントアは前蹴りを返す。前へ出る石井を左右のヒジで下がらせるパントア。石井は連打を放つがなかなかヒットを奪えず、パントアは頭を振ってかわす。最後に飛びヒザ蹴りで勝負をかけた石井だが不発。


 1Rのダウンが決め手となり、判定でパントアが勝利。石井のラジャダムナン王者超えはならなかった。

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