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2023年10月21日、アラブ首長国連邦アブダビのエティハド・アリーナにて『UFC 294: Makhachev vs. Volkanovski 2』が開催された。
『UFC 294: Makhachev vs. Volkanovski 2』速報
2023年10月21日(土)日本時間23時~
UFC FIGHT PASS/U-NEXT配信
▼UFC世界ライト級選手権試合 5分5R
〇イスラム・マカチェフ(ロシア)25勝1敗(UFC14勝1敗)王者 ※UFC13連勝 155lbs/70.31kg
[1R 3分06秒 TKO]
×アレクサンダー・ヴォルカノフスキー(豪州)26勝3敗(UFC13勝2敗)挑戦者 154.5lbs/70.08kg
※マカチェフがライト級王座防衛
※現UFC世界フェザー級王者ヴォルカノフスキーは12日前代打
※シャーウス・オリベイラは負傷欠場
両者は2023年2月以来、8カ月ぶりの再戦。当初、マカチェフのライト級王座には、同級1位のシャーウス・オリヴェイラ(ブラジル)が挑戦予定だったが負傷欠場。代わりにフェザー級王者のヴォルカノフスキーが緊急参戦し、一階級上のマカチェフに再び挑戦することになった。
MMA24勝1敗、UFC12連勝中のマカチェフは、前戦でヴォルカノフスキーをテイクダウン&コントロール。しかしラウンドを重ねるごとに強さを増したヴォルカノフスキーが、5Rに右ストレートを効かせて、マカチェフが引き込み。ライト級王者が判定勝ちしている。
1R、サウスポー構えのマカチェフ。ヴォルカノフスキーはオーソ。マカチェフは左前蹴りから。ヴォルカノフスキーも左右ロー。マカチェフは左ハイ。ダブルレッグのマカチェフに差し上げるヴォルカノフスキーは右で差して体を入れ替える。右で小外がけを狙うヴォルカノフスキーに、マカチェフは首相撲ヒザ。ブロックするヴォルカノフスキーは右で差して押し込み離れる。
左ミドルを当てるマカチェフ。さらに左ストレートを打ち込む。詰めるマカチェフは左ハイ! 右手でガードしていたヴォルカノフスキーだが、その上に蹴りをもらったヴォルカノフスキーは足を泳がせダウン! すぐにマカチェフは鉄槌連打! 目が飛んでいるヴォルカノフスキー。レフェリーが間に入った。左ロー、左ミドルと攻撃を散らしての左ハイでのTKO劇。沸き上がる場内にマカチェフは人差し指を立てる仕草を見せた。
この勝利でマカチェフとハビブ・ヌルマゴメドフはUFCでの連勝が13で並んだことに。
勝者コールを受けて涙をぬぐったマカチェフは、AKAでの練習仲間のダニエル・コーミエーからのインタビューで最初に「まず第一に、勝とうが負けようが、常にアッラーとともにある。二つ目にこの勝利は祝うことはできない。世界中で起きている狂気めいたことのせいで。パレスチナのみんなとともにある。やめるんだ、やめるんだ、こんなこと」と語ると、「最高のチームが僕をプッシュしてくれて、ハードにトレーニングしてきたから今日のことが起きた。ここアブダビは、豪州とは違って僕の第二の故郷だから、みんなの応援のおかげだ。友人たち、ありがとう」と満員の観衆に語った。
#UFC294 Official Result: Islam Makhachev (@MAKHACHEVMMA) defeats Alexander Volkanovski by KO, Round 1, 3:06
— UFC News (@UFCNews) October 21, 2023
Complete Results: https://t.co/jtwdtuOnHn
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続けてフィニュシュについては「まずは何発かボディを蹴ってハイキックにレベルチェンジすることは全部計画通りだった。ここ数カ月、オリヴェイラ戦に向けてトレーニングしてきたことだけど、ヴォルカノフスキー戦でも同じだった」と、左の攻撃を蹴り分ける練習をしてきたことを明かし、「あらためてヴォルカノフスキーに感謝したい。彼はリアルチャンピオンだ。諦めず5Rを戦い抜くためにここに立っていた」と、ショートノーティスで試合に臨んだヴォルカノフスキーを称えた。
最後に「次はダスティン・ゲイジーがいいか、オリヴェイラがいいか?」と問われ、「僕から相手を選ぶことはしない。ダナ、誰かを用意してくれ」と語った。
The beginning of the end 😳 #UFC294 pic.twitter.com/KmDUktujOh
— UFC (@ufc) October 21, 2023
一方、12日前オファーを受けて階級上の王者に敗れたヴォルカノフスキーは、2013年5月のAFC以来、10年ぶりのTKO負けに。試合後には、「マカチェフは素晴らしいセットアップだった。素晴らしいキックだった。やっぱりそりゃもちろん負けるのは好きじゃないし、しんどいし傷つくけど、彼は凄いチャンピオンだよね。分かるだろう。普通、マカチェフはとこんな準備期間で戦うことなんてないだろう。でも自分は立ち向かうんだ。彼を称えなくちゃいけない」と勝者を称えた。
さらに「(傷を指して)見ろよ? UFCにひとつ言いたいのは、俺をいつも忙してしてくれ、ということだ。自分は戦っていないと調子が良くないんだ。家にじっとしていずに、ジムでトレーニングして働いてないと頭が働かないからこの試合を受けた。だから忙しくしてくれ、次は1月にでも試合をしたい。傷も治療をしておく。フェザー級で戻って来るよ。いまここでやるべきはやったよね。それしか言うことはない。故郷のみんなありがとう。僕は元気だ。毎朝、感謝している。アブダビはいつもいい場所だ。もっといいショーを見せたかった」と、フェザー級に戻っての早期復帰戦を望んでいる。
別角度から👀#イスラム・マカチェフ
— UFC Japan (@ufc_jp) October 21, 2023
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