【UFC】王者マカチェフが155ポンドジャストでパス！ ヴォルカノフスキーとの再戦で「この試合について語られることの“すべて”を終わらせる」＝10.21『UFC 294』

　2023年10月21日、アラブ首長国連邦アブダビのエティハド・アリーナで開催の『UFC 294: Makhachev vs. Volkanovski 2』の前日計量が20日、行われた。 　メインの「UFC世界ライト級選手権試合」（5分5R）に出場する王者イスラム・マカチェフ（ロシア）が155ポンド（70.30kg）でパス、挑戦者アレクサンダー・ヴォルカノフスキー（豪州）が154.5ポンド（70.08kg）でパスした。 　当初、マカチェフのライト級王座には、同級1位のシャーウス・オリヴェイラ（ブラジル）が挑戦予定だったが負傷欠場。代わりにフェザー級王者のヴォルカノフスキーが緊急参戦し、一階級上のマカチェフに再び挑戦することになった。両者は2023年2月以来、8カ月ぶりの再戦となる。 　MMA24勝1敗、UFC12連勝中のマカチェフは、前戦でヴォルカノフスキーをテイクダウン＆コントロール。しかしラウンドを重ねるごとに強さを増したヴォルカノフスキーが、5Rに右ストレートを効かせて、マカチェフが引き込み。ライト級王者が判定で逃げ切る形になった。 　今回、王座戦のリミットジャストで計量をパスしたマカチェフは試合前会見で、ヴォルカノフスキーがスクランブル参戦したことについて「大きな驚きではなかった」という。 「彼に失うものは無い。彼は10日間前の急なオファーを受けて試合をする、それだけだ」 　8カ月前の試合は“絶対王者”がもっとも苦しめられた試合となったが、マカチェフは前回の試合から「すべてが変わった」という。 「正直に言って、前回の試合後、多くの疑問があったので（再戦が決まって）嬉しいよ。すべての答えはアブダビで得られるだろう」と、疑う余地のない形での勝利を予告する。 「前回は5ラウンド中4ラウンドで倒したが、今回はすべてが変わる。そして、“この試合について語られることすべてを終わらせる”。すでに一度、彼を倒しているけど、僕はみんなブッ潰して、みんなを終わらせたいんだ」 　注目のリマッチは、日本時間21日23時からプレリミナリーが開始予定だ。