9月29日(日)東京・新木場スタジオコーストにて開催される「PANCRASE 308」の追加カードが下記の通り、発表された。
▼ライト級暫定キング オブ パンクラス タイトルマッチ 5分5Rサドゥロエフ・ソリホン(ロシアパンクラチオン ハバロフスク/タジキスタン/2位)5勝(2KO・3SUB)2敗粕谷優介(総合格闘技道場CROWN/6位)10勝5敗2分
ロシアパンクラチオン協会からPANCRASEのベルトを奪いに派遣されたサドゥロエフ・ソリホンが3戦目で暫定王者決定戦に進出。3月大会では上迫博仁相手に左フックでダウンを奪うも右ローに崩れ2R TKO負けしたが、あわやの場面を作った。2018年11月にはアキラを打ち抜いたバックヒジも印象深い。
対する粕谷優介は、UFC後のPANCRASEでは前戦でフェザーからライト級に階級を上げ4戦無敗の菊入正行をダブルレッグからテイクダウンを奪い、パウンド勝利。2015年3月のPXCでのフランク・カマチョ戦以来の白星を挙げている。久米鷹介がONEから戻るその日まで、ベルトを守る権利を掴むのはどちらだ?
▼ストロー級 5分3R宮澤雄大(K-PLACE/6位)2勝2敗佑勢乃花(フリー)16勝12敗3分
スクランブラー宮澤、侵入者を押し出せるか? 相撲好きから佑勢乃花に改名した上原佑介が初参戦。※当初発表のリトルは練習中の怪我の為に欠場。
▼ライト級 5分3Rトム・サントス(Team Brazilian Thai/ブラジル/5位)10勝8敗雑賀 ヤン坊 達也(総合格闘技道場DOBUITA) 5勝(5KO)1敗
その打撃はまだ錆びてはいないトム・サントスに、ライト級の新風・ヤン坊が砲撃戦に出港。Fighting NEXUSで活躍後、2019年7月の新木場大会でPANCRASEデビューした雑賀 ヤン坊 達也は、本戦第1試合で小林裕を1R右ストレートでKOに下しており、2戦目でいきなり強豪トム・サントスとの対戦が組まれた。
サントスは前戦4月PANCRASEで久米鷹介のライト級王座に挑戦し、3R三角絞めで一本負けしているが、3月大会ではオク・レユンに競り勝ちHEATライト級王座を獲得するなど実力者であることは間違いない。しかし久米戦以降は、5月に「Shooto Brasil 92」で一本負け、7月「HEAT 45」ではキム・ギョンピョにTKO負けと3連敗を喫しており、ダメージが心配な再起戦となる。これまで全てが1R KO決着という雑賀の真価が問われる試合だ。
【女子ストロー級 暫定王者決定4人トーナメント】初代王者ヴィヴィアニ・アロージョがUFC参戦中の為、暫定王者決定4人トーナメントを開催
▼女子ストロー級 5分3R法DATE(Team DATE)3勝3敗チャン・ヒョンジ(THE SSEJIN/韓国)3勝2敗
法DATE、約3年ぶりのMMAの場はPANCRASEで王者決定トーナメントに的を絞っての参戦。2017年7月には「SEI☆ZA 3rd Round」でタバタ・ヒッチに勝利しているが、MMAでは2016年11月の「DEEP JEWELS 14」でBB TAKAにTKO勝利以来の試合となる。
対するヒョンジはMMA3勝2敗。鈴木万季弥と韓国「Angel's Fighting 7」で対戦経験があり、スプリット判定勝ちしているストライカーだ。決勝へ進むのは法か? サモアン・コリアンのヒョンジか?
【既報】
▼女子ストロー級 5分3R藤野恵実(FIGHT FARM/1位)22勝11敗1分エジナ・トラキナス(ROCHA TOP TEAM/BRASIL)7勝6敗1分
藤野が再度ベルト取りに歩み出した。藤野は2018年8月にヴィヴィアニに3R TKO負けを喫するも、2019年4月にクセニヤ・グーセヴァに判定勝利しあらためて実力を証明している。
対戦相手のエジナは2018年12月にライカ戦で来日、階級上のフライ級ながらスプリット判定までいった。藤野の広背筋か? エジナの打撃か?
藤野参戦