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2023年9月24日(日)東京・立川ステージガーデンにてPANCRASE 30周年記念大会Vol.1『PANCRASE 337』が開催される。
フライ級では、IMMAFの日本支部であるJMMAFの運営をサポートしているPANCRASEならではのカードが組まれた。世界最高峰のアマチュアMMA組織IMMAFの2022年フライ級世界王者・ムハンマド・サロハイディノフ(タジキスタン)の参戦が決定。また、IMMAF2018&2019年世界Jr.選手権準優勝の山口怜臣のプロデビュー戦も行われる。
▼フライ級 5分3R
秋葉太樹(パンクラス稲垣組)#5位・11勝13敗1分 57.05kg
ムハンマド・サロハイディノフ(Katran Gym/タジキスタン)2022 IMMAF World Championshipsフライ級優勝 ※プロデビュー戦:アマチュア戦績16戦:14勝2敗 57.05kg
サロハイディノフは、2001年8月12日、タジキスタン出身の22歳。身長164cmのフライ級で、アマチュア戦績16戦14勝2敗。黒星の2つはいずれもスプリット判定負けで、ひとつは、2年前のIMMAFでザファーショ・ショミールサイドフに敗れるも2022年にリベンジ。もうひとつは2022年1月にバーレーンのモハメド・アルサミーアにスプリット判定負けで、その後勝者はBRAVE CFでプロデビュー戦を勝利している。
BRAVE CFでTKO勝ちしたアルサミーアの右ハイを受けて下がり際に足を滑らせて敗れたものの、判定は非常に微妙で、サロハイディノフは巧みなシングルレッグ、ダブルレッグテイクダウンでのリカバリーに加え、大内刈、脇差し払い腰などの足技も見せている。
計量をパスしたサロハイディノフは、「IMMAFの会長のところに、自分のプロデビュー戦のオファーがいくつかあり、その中で日本のプロモーションのPANCRASEからオファーがあったので断然、そこを選ぼうと思いました。日本のファンは素晴らしいし、日本の格闘技の歴史も知っていたので、日本で経験を積むのがいいと思いました」と、PANCRASE参戦の動機を語る。
対戦相手の秋葉は、立ち技に長け、切れ味鋭いサブミッションも持つが、サロハイディノフは「IMMAFでたくさんの経験を積んでいる。それこそ世界大会には様々なタイプの強豪選手が集まるから。相手がストライカーだろうと、レスラーだろうと全然、関係なく戦えるよ」とリラックスした表情。
「ファンが喜ぶ、エキサイティングなベストファイトを見せたい。自分の出せるものをすべて出し切ってフィニュシュしたいと思います」と、完全決着を予告した。
計量では、秋葉太樹の体重計に乗る姿と体重を自らチェック。通常フェイスオフは行わないPANCRASEで、秋葉にフェイスオフを要求し、顔を突き合わせ、火花を散らしている。
果たして噂のIMMAF世界王者はどんな試合を見せるか。