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2023年9月16日(日本時間17日)、米国ネバダ州ラスベガスのT-モバイル・アリーナにて「ノーチェUFC」(「UFC Fight Night: Grasso vs. Shevchenko 2」が開催された。
第4試合のフライ級では、7月の前戦で日本の平良達郎からフラッシュダウンを奪い、最終回にはギロチンチョークで見せ場を作るも判定負けしたエドガー・チャイレス(メキシコ)が登場。ブラジルのフィニッシャー・ダニエル・ラセルダと対戦した。
▼フライ級 5分3R
─エドガー・チャイレス(メキシコ)10勝5敗1NC(UFC0勝1敗1NC)126lbs/57.15kg
[1R 3分47秒 ノーデシジョン]
─ダニエル・ラセルダ(ブラジル)11勝5敗1NC(UFC0勝4敗1NC)125.5lbs/56.93kg
チャイレスは『Combate Global』フライ級王者で、戦績は10勝4敗。6つの一本勝ちと4つのTKO勝利を記録しており、すなわち白星のすべてでフィニッシュ決着で勝利していることになる。メキシコでは王者ブランドン・モレノのトレーニングパートナーを務めていた。
対するラセルダはUFCデビューから4連敗中。3月の前戦は平良に敗れているCJ・ベルガラから初回にダウンを奪ったものの逆転KO負け。MMA11勝5敗はすべてフィニッシュ決着というアグレッシブファイターだ。
1R、ともにオーソドックス構え。先に右カーフはチャイレス。ラセルダもカーフを返すがチャイレスは連打。ときおりスイッチするチャイレスにラセルダもスイッチ。大きな後ろ廻し蹴りはチャイレスがかわし、右カーフ、ボディストレートを届かせる。
サウスポー構えから左ミドルを当てたラセルダが金網に詰めてダブルレッグテイクダウン。クローズドガードのチャイレスに鉄槌も、上体を放したラセルダにチャイレスは立ち上がり。
すぐに詰めるラセルダは、左足にシングルレッグも、片足立ちのチャイレスは左手を喉下にアームインギロチンチョーク。スタンドのままケージに押し付ける形で絞め上げると、ラセルダの右手が脱力。失神と見たレフェリーが間に入るも、ラセルダはすぐに落ちてないとアピール。
フライ級マッチ、7月に平良達郎と対戦したメキシコ出身のエドガー•チャイレスとダニエル•ラセルダとの一戦
— U-NEXT 格闘技 公式 (@UNEXT_fight) September 17, 2023
チャイレスがギロチンも相手がタップせず落ちていないなかレフェリーがストップしたためリプレイの末ノーデシジョンに
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ビデオでの検証の結果、一本勝ち裁定から「ノーデシジョン」とコール。レフェリーは「私が間違っていた」とラセルダに口頭で説明した。ラセルダの紛らわしい動きでレフェリーのストップに、攻めていたチャイレスにとっては気の毒な裁定結果となった。
Upon replay review this bout's been ruled a no decision #NocheUFC pic.twitter.com/6kqZ41Hz0m
— UFC (@ufc) September 17, 2023
#NocheUFC Official Result: After review, the flyweight bout between Edgar Chairez and Daniel Lacerda has been declared a No Decision.
— UFC News (@UFCNews) September 17, 2023
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