▼第3試合 キャッチウェイト 62.60kg契約 ムエタイ 3分3R
〇ペットガーフィールド・ジットムアンノン(タイ)
判定3-0
×小川 翔(OISHI GYM)
小川は極真空手を学び、中学でキックボクシングに転向して2019年に15歳でプロデビュー。2012年にはK-1甲子園で優勝し、以後は様々な団体に出場してREBELS-MUAYTHAIライト級王座、蹴拳ムエタイスーパーライト級王座、WBCムエタイ日本統一ライト級王座、HOOST CUP日本スーパーライト級王座を獲得。2018年8月のRIZIN初出場では海人に惜敗、2022年3月の2度目の出場では山畑雄摩にKO勝利。ひとつの引き分けを挟んで4連勝していたが、5月の『KICKBOXING WORLD CUP』ではチョ・ギョンジェに敗れている。
6月16日に開催された『ONE FRIDAY FIGHTS 21』でONE初参戦を果たすも、トンサヤーム・ゲッソンリット(タイ)に判定負けしており、2戦目で初勝利を目指す。
1R、右ローで攻めていく小川にペットガーフィールドは縦ヒジを繰り出す。右ストレートから組んでのヒザも。小川は右ボディ、ペットガーフィールドは組むとヒジを連発してくる。右フックからの左フックでペットガーフィールドが大きくグラつく。小川はここでパンチで詰めていくが、左縦ヒジのカウンターでダウンを奪われる。
ペットガーフィールドは右ハイ、小川もボディから左右フックとヒジで応戦、ペットガーフィールドが左右のヒジをどんどん繰り出し、右ストレートから右ハイ。
2Rもアグレッシブなペットガーフィールドはヒジをどんどん繰り出す。ヒザから右フック、カウンターの左ヒザ。カモンゼスチャーからヒジを打つと小川もヒジ、左フックを返す。そこへペットガーフィールドは縦ヒジを合わせに行く。組んだ状態からヒジを上手く当てていくペットガーフィールドに小川は左ボディ、右ヒジ。
前に出るペットガーフィールドはヒザとヒジ、小川は下がりながらも左ボディ。両者のヒジが激しく交錯する。小川の右フックをカウンターでもらっても下がらないペットガーフィールド。左右ボディを打つ小川にペットガーフィールドはヒザ、左右ボディを打つと小川が後退し、ペットガーフィールドは前へ出てヒザ、ボディ、左右のフックと激しい打ち合いが続く。
3Rも両者打ち合い。ペットガーフィールドは左のヒジを縦・横と使い分け、小川もヒジを返すがペットガーフィールドは左ハイ。ヒジとパンチの激しい応酬の中、ペットガーフィールドはボディを打って顔面へ。さらに右アッパーの連打。小川もヒジと左フックを返すが、ペットガーフィールドの勢いは止まらない。右フックと右アッパーの連打を叩き込むペットガーフィールド。
最後まで激しい打ち合いが続き、場内は大熱狂。判定はダウンを奪ったペットガーフィールドの勝利となった。
敗れた小川にも35万バーツのボーナスが贈られ、「ありがとうございます。チームに協力してもらってのボーナスだと思うのでありがとうございます」とコメント。歓声に包まれた。