簡単に引きずり込もうとすると事故は起きる。そこを慎重にどれだけタイミングを見て、自分のフィールドにできるか
──アームフィールドの印象は?
「うーん、なんだろうなあ。テイクダウンへの反応が早いっていうのと、あとはその際での、“思ってないところでの切り返し”っていうのが結構特徴的なんじゃないかなっていうことは思ってます」
──相手も柔術家であることは、ご自分の得意な部分で戦えそうだというふうに考えていますか?
「もちろん、自分のフィールド、例えば柔術の、グラウンドでのフィールドっていう部分で戦ったら間違いなく負けることはないし、もちろんそこでも戦うっていうところです」
──お互いに再起戦でもあり、アームフィールド選手は前戦がデビュー戦だったので、これからUFCファイターとして認められたいという気持ちも同じように持っていると思います。そういう相手に対してこういう部分が自分は優ってている、と思うのは?
「本当に自分的には精神力とかは間違いなく優っていると思ってるんで、負けることはないなと思ってます」
──試合展開としてはどんなものになると予想していますか?
「簡単に自分のところに引きずり込もうとすると、やっぱり色々事故は起きるものなので、そこを慎重にどれだけそのタイミングを見て、自分のフィールドに引きずり込めるか、というところじゃないかなと思っています」
──いかにセットして自分のフィールドに持ち込むかだと。様子見の時間も長くなりそうですか?
「いや、でも早い試合展開になると思います」
──「相手の良いところを出させないこと」と「自分のいいところを出す」、どちらに重点を置いていますか。そして最終的なフィニッシュのイメージをどう持っていますか?
「一番はやっぱり“自分を出せる”ことが、全局面で上回れる部分ではあると思うので、そこで、ガンガン自分を出して、最後にフィニッシュを狙うっていう。最初からフィニッシュではなく、着実に潰すところを潰してフィニッシュになるっていうところが今回の展開になるんじゃないかなと思ってます。やっぱりフィニッシュは自分もしたいし、みんなも見たいと思ってるので、フィニッシュしないと面白くない」
──今まだ自分がUFCのレベルでないと思うのはネガティブな感情だと思いますので、その気持ちを、今回の試合に向けてどうエネルギーとして変換しましたか?
「やっぱり2月に対戦して足りなかったっていう部分は、すごく気持ちは持ってかれたんで、それを骨にして、もうこの何カ月間かやってきたんで、今は、現状じゃチャンピオンになれるかって言ったらなれないけど、今回の対戦相手に勝てるかって言ったら、もちろん勝てる。そこまで持ってきたというところです」
──最後に試合を楽しみしているファンにメッセージをお願いします。
「今回、UFCデビューという形にはなると思うんですけど、自分的にはまだデビューしてないっていう気持ちが強いかなと思ってます。皆さんに認められるように、今回しっかりフィニッシュするので、ぜひ応援お願いします。そのあと、みんなに認めてもらえればいいかなと思うので。見ててください!」