この子たちに背中を見せないといけない
――今回の試合が8月にあるということで今後に向けてどんなペースで試合をしていきたい、どういうリングやルールでやっていきたいなどのビジョンがあったら教えてください。
「今はもちろんキックのOFGの試合も楽しいですしMMAもすごい楽しいので、両方両立してやっていきたいです。でもやっぱり身体の制限もあるので、年間4試合で2試合ずつぐらいやりたいです」
――今回も養護施設の子どもたちやシングルマザーの方々を招待されてますが、これまでそういった活動をやられて嬉しかったエピソードを教えてください。
「実際に会いに行ったりもするので、その時に『僕でもYA-MANみたいになれますか』とか『YA-MANを見て僕も頑張ろうと思いました』とか実際にそういう話を聞くと、やって良かったなとか俺ももっと頑張ろうとか、この子たちに背中を見せないといけないなっていう気持ちになります。そこは今一番モチベーションになります。だから練習をサボれないですね(笑)」
――児童養護施設の方の招待は継続的にやられてますが、Twitterに書いてた「お金では得られない心に響く何か」ってYA-MAN選手の場合はどういうものですか?
「あの発言の理由としては、試合を見に来ることをSNSで募集したときに『直接お金あげたほうが嬉しいだろう』って声がたまにあるんですよ。でも5,000円あげたからといってその子供たちにできることって、5,000円あげてもその場限りのことじゃないですか。例えば美味しいご飯に行くとかも大事なことだと思いますけど、でもそれよりもその子たちが頑張ろうって思えることを届けられたら、それってその子にとってその時は5,000円ぐらいの価値しかないけど、その先その子が仮に『勉強頑張ろう』ってなって勉強頑張って仕事頑張って社長になって年収何億とか稼いだら、もうそれは何億以上の価値があるじゃないですか。だからお金をあげるよりも何か心に響くものを届けて、その子に頑張ろうって思ってもらえたら、その子の将来何億とか何十億何千万の価値に変わると思います。だから自分はそういう試合をしたいです」
――こういう活動って単発でやる方が多いですが、YA-MAN選手が本当に継続している理由はどこにあるんでしょうか?
「自分が格闘技をやってる理由がそれなんで。今は自分がお金を稼ぎたいとかチャンピオンになりたいとかよりも、格闘技をやってる理由なので、やる理由としては『格闘技やってる理由がそれだから』です」
――最後にファンの皆様にメッセージをお願いします。
「8月26日は同じ日にBreaking Downがやってると思いますが、やっぱり本物がオープンフィンガーを付けて本当の殴り合いをしたらどういう試合になるのかを見てもらいたいので、そこの違いを見てもらいたいですね。ぜひ見てください」