見えないサウスポーの中原 vs 強打のオーソの白川
▼フェザー級(66kg)5分3R
中原由貴(マッハ道場)
白川陸斗(トライフォース赤坂)
2022年大晦日に鈴木千裕をサウスポーの打撃で追い込むも、逆転のKO負けを喫した中原由貴が再起戦。約2年ぶりに復帰する白川陸斗と対戦する。
中原は、柔道ベースながらマッハ道場で左の打撃を磨き、2012年11月のGRACHANでプロデビューし、上迫博仁に1R ギロチンチョークで一本勝ち。フェザー級王者になると、PANCRASEでも怒涛の7連勝。
2019年2月のONEデビュー戦でエミリオ・ウルティアに3R TKO勝ち。ゲイリー・トノンにはヒールフックを極められるも、2021年3月のONEでは12戦無敗のルスラン・エミベックをカウンターの右で1R TKO。続くシネチャツガ・ゼルトセトセグ戦で反則勝ちでONEを離れた。
2022年7月にRIZIN初参戦を果たすと、関鉄矢に判定勝ち。10月大会では欠場したヴガール・ケラモフの代役の原口央にTKO勝ち。大晦日に鈴木千裕と対戦、先に“見えない”打撃で攻勢に立つも、逆転のKO負けしている。
中原は、「前回、試合を落としてしまったのに連勝中の選手と試合を組んでいただき感謝しています。しっかりここをモノにして、次のステップへ進みたいと思います。久々の試合になりますが、皆さま応援よろしくお願いいたします」と、群雄割拠のフェザー級戦線で上位に進む意気込みを記した。
対するトライフォース赤坂の白川は、DEEPでの活躍を経て、20年8月にRIZINデビュー。萩原京平に3R TKO負けと苦杯をのんだが、DEEPでのオーロラ☆ユーキ戦で1R TKO勝ちすると、次戦で朴光哲に3R TKO勝ち。2021年6月に青井人に判定勝ち、10月の山本琢也戦で1RKO勝ちし、4連勝と勢いに乗った。
しかし、めまい症を発症し手術・療養。2022年7月大会でケラモフ戦が決定も、自身の怪我による欠場で長期戦線離脱を余儀なくされた。今回、約1年9か月ぶりの復帰戦となる。
白川は「2年ぶりにRIZINへ帰ってくる事ができました、白川陸斗です。復帰戦に中原選手と戦える事を有り難く思うし、相手にとって不足無しです。ですが、この混沌としたフェザー級の、てっぺん獲りに帰って来たので、ここは当たり前のように勝ちます。最近トライフォース赤坂の流れが悪いので、俺が良い流れに変えます。とりあえず次回は記者会見に呼ばれるよう頑張ります」と、「当たり前のように勝って」、次回は会見に呼ばれる、とした。
再起の中原と復帰の白川、喧嘩四つの立ち合いを制し、再びその強さを見せて、混沌とするフェザー級戦線へ割って入るのはどっちだ。