堀江のライト級転向初戦はいきなり難敵カーライルに決定(C)RIZIN FF
2023年9月24日(日)さいたまスーパーアリーナにて『RIZIN.44』が開催される。8日の会見には、フェザー級(66kg)5分3Rで戦う、クレベル・コイケ(ブラジル/ボンサイ柔術)と金原正徳(リバーサルジム立川ALPHA)が出席した。そのほかにも6カードが発表されており、注目カードが並んでいる。各選手のコメントとともに紹介したい。
▼ライト級(71.0kg)5分3R
スパイク・カーライル(米国)
堀江圭功(ALLIANCE)
剛柔流空手と極真空手の双方をバックボーンに持つ堀江は、髙阪剛率いるALLIANCEでMMAを学び、2016年10月にプロデビュー。PANCRASEで8勝1敗の好戦績で2019年7月にUFCに参戦しハキーム・ダオドゥと対戦も3R TKO負け。2020年9月にPANCRASEで中島太一との次期挑戦者決定戦でスプリット判定負けも、その後、RIZINで関鉄矢、佐々木憂流迦、中田大貴を相手に3連勝中。
ALLIANCEに加え、青木真也や中島太一らがいるロータス世田谷、TRIBE TOKYO MMAでも練習し、組み技も強化し、2023年4月の前戦でヴガール・ケラモフと対戦。2R リアネイキドチョークで一本負けしている。
今回、階級を上げて再起を図る堀江は、「今回の試合からライト級に上げて戦うことに決めました。ライト級1戦目で強敵のカーライル選手と戦えることになり良かったです。試合が決まりそうな5月頃からインスタを相手からフォローされていますが、隠さず曝け出す強さをぶつけたいと思います!」と、九州男児らしくストレートに勝負するという。
対するカーライルは、レスリング、BJJ、空手がバックボーン。アマチュアで20戦近く経験し、2017年9月にプロMMAデビューすると、8勝1敗の好成績で、2020年2月にUFCに初参戦しTKO勝利。ビル・アルジオ、ビリー・クアランティーロに判定負けでリリース。LFAを経て、2021年12月のBellatorでは同じくUFC経験者のダン・モレットにRNCを極めて勝利。この年を4戦連続KO・一本勝利で飾った。RIZIN初参戦となった2022年4月大会では武田光司をギロチンチョークで絞めて5連勝。しかし10月のBellatorでAJ・マッキーに判定負けで連勝ストップ。2023年5月の前戦RIZINではホベルト・サトシ・ソウザに判定負けしている。
カーライルは、「ヨシノリ・ホリエとの試合が決まって気分は最高潮だ! 彼は正真正銘の格闘家でそんなバカ野郎とRIZINのリングで戦える事を楽しみにしている。二人とも負けからの再出発でこれ以上の敗北は許されない。彼の剛柔流空手スタイルに自分がどれだけ対応できるのか、今から楽しみだ。今回のファイトキャンプは全てアメリカで行う。チームと完全勝利のための作戦は練ってきた。9月24日! 俺がRIZINライト級王者への道の一歩目を踏み出すところとを見届けてほしい!」と、階級転向の堀江を返り討ちにし、ライト級でタイトルマッチにたどり着きたいとした。