(C)RIZIN FF/Bellator/GONG KAKUTOGI
2023年7月30日、さいたまスーパーアリーナで開催された『超RIZIN.2』後、榊原信行CEOが大会を総括した。
榊原CEOは、会見でメインで勝利したヴガール・ケラモフが、11月4日の母国アゼルバイジャン大会でフェザー級王座防衛戦を行う可能性があることを示唆、また敗れた朝倉未来には「この試合をタイトルマッチにしたことも含めて、いろんなことを背負わせ過ぎた。このまま終わる選手じゃ絶対にない」とエールを送った。
同じフェザー選手で、今回はライト級契約で緊急参戦の鈴木千裕が、同じく緊急参戦のパトリシオ・ピットブルに1R KO勝ちのアップセットを起こしたことについては、「鈴木千裕は完全に“賭け”に勝った」と賞賛。鈴木のBellator参戦の可能性についても「僕がスコットの立場だったらすぐにアメリカに連れて行く。“マックの店員”が現役王者に勝つわけだから、プロモーターとしてこんな“ゴッドアングル”を使わない手はない。Bellatorからオファーが届いたら、スコットと話して気持ちよく送り出したい」とした。
パトリシオは自身のSNSで鈴木に「あなたは昨日の一夜でタイトルマッチの権利を得ました。今度はベラトールで会いましょう」とベルトをかけての再戦を提案。さらに英語で「私のタイトルをかけて戦うのに、これ以上、相応しい人はほかにいません」とリヴェンジに燃えており、コーカー代表はどう出るか。
また、その鈴木vs.パトリシオ戦のときに、鈴木の衝撃KOに思わず興奮して立ち上がったクレベル・コイケに、リングサイドで詰め寄ったパトリッキーがクレベルの胸を小突いたことにより、控え室でも乱闘騒ぎがあったとピットブル陣営が公開したことについては、「控え室で大喧嘩・乱闘にはなっていないかな。いろんな興奮をして、今日の試合だったり、負けたりがあってちょっとイザコザがありました」と説明。「そこで傷害事件が起きたとかではなく、言い合いになってものに当たって。それもうまく本当に、何か次のプラスに変えるように。みんなとりあえず落ち着いてクールダウンしているのが現状です」と語った。
そのクレベルが、新フェザー級王者への挑戦者の最右翼だとしていた件については、「勝者とクレベルが対戦するとは明言していない。最右翼とは言いましたが、クレベルは1試合その前に挟もうと思っています」と、王者ケラモフとの対戦の前に、計量ミスでノーコンテンストとなった鈴木千裕戦(※クレベルが1R、鈴木を腕十字で極めた)のみそぎの試合を行う意向を示した。
一方、同日の会見でケラモフは、「組織委員会で何人か候補者をあげてもらい、選べと言われれば選ぶし、言われた人と誰とでも戦う。クレベルでも斎藤(裕)でも、鈴木(千裕)であろうと、言われた人といつでも戦う用意がある」と語っており、母国で誰と対戦するか。
9月24日のさいたまスーパーアリーナ大会(萩原京平vs.牛久絢太郎)、10月1日のドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)大会、そして11月4日のアゼルバイジャン大会と怒涛の大会ラッシュを仕掛けるRIZINの榊原CEOとの一問一答全文は以下の通りだ。