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2023年7月30日(日)にさいたまスーパーアリーナにて開催される『超RIZIN.2 powered by U-NEXT』の追加カードが8日、発表された。
▼ライト級(71.0kg)5分3R
トフィック・ムサエフ(アゼルバイジャン/ORION FIGHT CLUB)20勝5敗
アキラ(日本/武蔵村山さいとうクリニック/&MOSH)19勝9敗4分
「出場予定選手」となっていたトフィック・ムサエフの対戦相手が、現PANCRASEライト級王者のアキラに決定した。
当初、ムサエフの対戦相手候補はルイス・グスタボ(ブラジル)で調整中だったが、6月16日の会見で榊原信行CEOは、「今週になってグスタボが怪我をした。グスタボが『ぜひやりたい』と怪我の治療に務めているので、状況を待って実現出来ればと思っています。万が一、怪我の回復が難しいとなれば、別途調整して発表します」と)と語っていた。
グスタボは、試合までに怪我の回復とコンディション作りが間に合わないと判断したか。インスタグラムで6日前に「戦いのために生まれた人に平和は存在しなかった」と、自身の試合動画の入場シーンを投稿。続けて2日前には所属ジムのEVOLUCAO THAIがある雪のクリチーバに立ち「クリチーバでは寒い日々!!!」と、ポケットの中に両手を入れたままの姿を投稿していた。
グスタボの出場断念により、現PANCRASEライト級統一王者の参戦が決定した。アキラは、2022年3月の『RIZIN.34』での大原樹理戦でのスプリット判定負け以来、約1年4カ月ぶりのRIZIN参戦となる。
アキラは2021年にRIZINに初参戦。阿部大治、鈴木琢仁を相手に2連勝を飾るも、2022年3月に大原樹理に判定負けを喫して以降は、PANCRASEに参戦。2022年9月に松本光史を3R、スーパーマンパンチでKOに下してPANCRASE暫定王者となると、2023年4月にはPANCRASE正規王者・久米鷹介に判定勝利し、王座統一。第8代ライト級キング・オブ・パンクラシストについた。
アキラはキング・オブ・パンクラシストになってから初のRIZIN参戦。Bellator帰りのムサエフとどんな試合を見せるか。
対するムサエフは、MMA20勝5敗。2019年の「RIZINライト級GP」でダミアン・ブラウン、ジョニー・ケース、パトリッキー・フレイレを下して優勝。コロナ禍を経て、2021年6月の「RIZIN.28」のライト級王座戦でホベルト・サトシ・ソウザに一本負けで戴冠ならず。
2022年7月の「Bellator 283」でシドニー・アウトローを27秒KOする衝撃Bellatorデビューを飾ったものの、2023年3月のBellatorライト級ワールドGP1回戦ではアレクサンドル・シャブリーのボディへの前蹴りを受けて3R TKO負け。今回が再起戦となる。
RIZINアゼルバイジャン大会も熱望するムサエフは、「僕の(国際的な)キャリアはRIZINで始まったので、キャリア最後の戦いもRIZINで終わりたい」とRIZIN公式YouTubeで語っており、集大成の戦いとなるか。
ムサエフ「アキラ、怪我無く万全の状態でリングに立って」
「日本の皆さんこんにちは。約束した通り再び皆さんの前で試合をするために戻ってきました。最高の試合にするので必ず見にきて下さい。アキラには怪我無く万全の状態でリング上に立ってもらい、その上で共に素晴らしい作品を作りたいと思っています」
アキラ「自分がKOで失神させる」
「RIZINファンの皆様、お久しぶりです。最後のRIZIN出場からPANCRASEで暫定王者、そして正規王者になり、強くなって戻ってきました。今回は超RIZINらしく超強豪のムサエフ選手と対戦します。RIZINライト級GP優勝者、そして現Bellatorライト級トップ3との対戦は、本来なら勝ち星を重ねていかないと辿り着けないため、この大チャンスを必ずものにし、ライト級トップ戦線に割り込んでやると、気合いを入れて毎日仕上げています。失神させるか・するかではなく、自分がKOで失神させます! 応援よろしくお願いします」