サンデニが噂のボンフィム兄弟の兄イスマエルに一本勝ち
▼ライト級 5分3R
〇ブノワ・サン・デニ(フランス)11勝1敗(UFC3勝1敗)
[1R 4分48秒 リアネイキドチョーク]
×イスマエル・ボンフィム(ブラジル)19勝4敗(UFC1勝1敗)
コ・メインで対戦するライト級12位のイスマグロフと15位のドーソンの試合前に、ライト級でブノワ・サン・デニ(フランス)とイスマエル・ボンフィム(ブラジル)が対戦。
弟のガブリエル・ボンフィムとともに兄弟同時に「Contender Series 2022」で勝利し、UFCと契約をかわした27歳のイスマエル。2022年9月のUFCブラジル大会で、25歳のガブリエルはギロチンチョークで一本勝ち、イスマエルはテランス・マッキニーを相手に跳びヒザでともに勝利している。今回はヴィンス・ピチェルの代役として、約1カ月前の代打出場。
柔道&柔術ベースで元フランス特殊作戦部隊SASに所属していたフランスのサン・デニ。UFCは2勝1敗で2021年10月に“カポエイラ”エリゼウ・ゼレスキに判定負けも、階級をウェルターからライト級に変えて、2022年6月にニクラス・ストルゼに2R リアネイキドチョークで一本勝ち。同年9月にUFCデビュー戦のガブリエル・ミランダを2R TKOに下し、2連勝中。
1R、サウスポー構えのサンデニはいきなり左ミドルを効かせて連打。オーソドックス構えのボンフィムは後退! 押し戻してワンツーを振るが、そこにカウンターのダブルレッグテイクダウンはサンデニ。
左で脇差し、そのまま両ヒザを越えてマウントを奪うとパウンド。ボンフィムは首を抱えてブリッジでリバーサルして立ち上がり。すぐに組むサンデニのヒザ蹴りから離れてスタンドへ。左の蹴り、オーバーハンドのサンデニに、インローから左オーバーハンドのボンフィムが前に。左ハイで押し戻すサンデニ。ワンツーから左のショートを入れ、ヒザ蹴りを突くと、崩れたサンデニはシングルレッグへ。
金網際で足を横に向けて右小手に巻くボンフィム。押し込むサンデニにヒジを落とし、スプロールして切って、サンデニの立ち際に左ヒザ! しかしサンデニは左の蹴りから詰めて、シングルレッグからボディロックに移行して脇を潜りスタンドバックに。
First round submission 😤@BenoitSt_Denis showing off his skills at #UFCVegas76! pic.twitter.com/Jt4n2E3BHe
— UFC (@ufc) July 1, 2023
中腰で耐えるボンフィムを崩してヒザを着かせるととサイドバックから崩してバック奪取。4の字ロックでアゴ上からネッククランク気味に絞めて最後は絞めを食い込ませてタップを奪った。
#UFCVegas76 Official Result: Benoit Saint Denis (@BenoitSt_Denis) defeats Ismael Bonfim by Submission due to a Rear Naked Choke at 4:48 in Round 1.
— UFC News (@UFCNews) July 1, 2023
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左ミドルを受けて右腕を痛めたかぶらりとさせたボンフィム。ライト級転向で3連勝のサンデニは、「ボンフィムはすごい選手だと思ったから腕を狙った。パリ(9月2日)ではトップ選手と戦いたい。ラファエル・フィジエフ、マテウス・ガムロだ」と語った。