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2023年7月1日(日本時間2日)米国ネバダ州ラスベガスのUFC APEXにて、『UFC Fight Night: Strickland vs. Magomedov』が開催された。
試合は日本時間2日(日)朝5時にスタート。全試合がUFC FIGHT PASSとU-NEXTでライブ配信された同大会の会場には俳優のメル・ギブソンも訪れた。
▼ミドル級 5分5R
〇ショーン・ストリックランド(米国)27勝5敗(UFC14勝5敗)
[2R 4分20秒 TKO]
×アブス・マゴメドフ(ドイツ)25勝5敗(UFC1勝1敗)
ミドル級7位のストリックランドと、ノーランカーのマゴメドフが対戦。UFC2戦目でメインイベントに抜擢となる。
ストリックランドは2018年のノーディン・タレブ戦から6連勝も、2022年7月にアレックス・ペレイラに1R KO負け。2022年12月にジャレッド・キャノニアにスプリット判定負けで連敗。2023年1月の前戦でナッソーディン・イマボフに判定勝ちで再起を遂げた。
MMA25勝4敗、2018年のPFLミドル級トーナメント準優勝者のマゴメドフは、ダゲスタン出身だが、打撃を武器とするストライカー。2022年9月のUFCパリ大会でダスティン・シュトルツフスを相手に19秒、KO勝ちでオクタゴンデビュー。2戦目で人気ランカーとの試合が組まれた。
Touch em up 🤜🤛
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1R、ともにオーソドックス構えからいきなりスイッチして左前蹴りはマゴメドフ。オーソにもどして右カーフ、回転速いワンツー。ストリックランドの左ジャブに、左前手を伸ばすが、指を前に向けており、それがアイポークに。中断。
グローブタッチ、再開。右の蹴りを上下に突くマゴメドフ。右カーフも。ワンツーはかわすストリックランドは腹とアゴを守る低い構え。ストリックランドのジャブの打ち終わりにワンツーから蹴りに繋ぎ、ストリックランドを前に出させない。
サウスポー構えから左ストレートを突くマゴメドフ。オーソに戻して左前蹴りからサウスポー構えになり左ハイ、さらにダブルレッグテイクダウンで尻を着かせてバックを狙うが、ストリックランドは冷静にケージ背に上体立てて立ち上がり。
力を使ったマゴメドフに対しすぐにジャブから右ストレートで前に出る。
2R、ワンツーの右の打ち下ろしを当てるストリックランド! 下がるマゴメドフに距離を詰めるストリックランド。マゴメドフは左ジャブを被弾。さらにワンツーから右アッパーも。失速したマゴメドフは下がりながら左ジャブを出すが、後退。こつこつとジャブからまとめるストリックランド。間合いが近く蹴りが出せないマゴメドフ。
ストリックランドは金網に詰めてラッシュ! ガードを固めて背中を見せて回るマゴメドフはスタミナが切れたか。左の蹴りも軸がぶれる。右を当てたストリックランドに、マゴメドフはダウン! くの字で頭を抱えてうずくまるマゴメドフをストリックランドはニアマウントで右のパウンドを連打。打たれ続けるマゴメドフを見て、レフェリーが間に入った。
#UFCVegas76 Official Result: Sean Strickland (@SStricklandMMA) defeats Abus Magomedov by TKO at 4:20 in Round 2.
— UFC News (@UFCNews) July 2, 2023
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APEXの限定観客から熱い声援を受けたストリックランドは、試合後「アイポークのせいでまだ二重に見えるよ。正直、アイポークの後に試合を止めてもいいと思ったけど続けて良かった。ファンのおかげいまの地位にいる。次? 唯一にして初の中国人王者のタイトルに挑戦したい」と、イスラエル・アデサニヤを揶揄する相変わらずのストリックランド節でメインを締めた。
CLOSING THE SHOW IN ROUND TWO!!! 🤯@SStricklandMMA proving his experience tonight! #UFCVegas76 pic.twitter.com/5H0o6LSii1
— UFC (@ufc) July 2, 2023