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【UFC】ストリックランドが失速マゴメドフをTKO、UFC8連勝ドーソンがイスマグロフをドミネート、エクアドルのモラレスがMMA15連勝! 元KSW王者リプスキが連勝、47戦目のUFCデビューのルジボエフが涙のKO勝ち、ファクレトディノフがMMA20連勝!

2023/07/02 12:07

女子フライ級リプスキが蹴りも混ぜた打撃技術でガトを上回る

▼女子フライ級 5分3R
〇アリアネ・リプスキ(ブラジル)16勝8敗(UFC5勝5敗)
[判定2-1] ※29-28×2, 28-29
×メリッサ・ガト(ブラジル)8勝2敗(UFC2勝2敗)

 女子フライ級のブラジル人対決。シュートボクセ・キングスMMAのリプスキは元KSW王者。2019年にUFCデビュー後、グラウンドに課題を残し、4勝5敗と黒星先行も、2023年3月の前戦ではJJ・アルドリッチに判定勝ち。3年ぶりの連勝を目指す。

 リオのMSP所属のガトはUFC2勝1敗。MMA6連勝でUFCと契約後、2021年8月にヴィクトリア・レオナルドにTKO勝ち。2戦目でTUFファイナリストのシジャラー・ユーバンクスに前蹴りを決めて3R KO勝ちと2連勝も、2022年5月の前戦で、当時3連勝中のトレイシー・コルテスに判定負けでキャリア初黒星を喫している。

 1R、ともにオーソドックス構え。前に出るリプスキだが、ガトの長い打撃を被弾。ガトは左ボディ、右フック。リプスキもボディ打ちを返す。リプスキはワンツーからミドル。その右の蹴り足を掴んだガトが押し込みホーン。

 2R、圧力をかけるリプスキ。足を触りに来たガトにヒザを突く。リプスキは右ロー。左ボディから右。詰めるリプスキに、右ストレートを突いて組むガト。金網に押し込んでヒザをこつこつと突く。リプスキは右で小手に巻き払い腰で投げるが、脇を差したガトがすぐに立ち上がり、ボディロックから投げを狙う。小手に巻いて凌ぐリプスキ。左で差してボディロックを狙うガト。四つからヒザの打ち合い。

 体を入れ替えたリプスキにガトは離れる。右前蹴りのリプスキに、飛び込んで右のガト。リズムよくリプスキも左右から左ハイに繋ぐ。またリプスキの蹴りの打ち終わりに組み付くガト。

 3R、リプスキは左ロー、右ミドルと蹴りで先制。さらに右ロー。ガトのダブルレッグを受け止めて切ると、ガトの右に左ミドルハイを合わせる。

 左右で圧力をかけるリプスキにガトはニータップから金網に押し込み、左足をかけてバック狙い。ここで落として上になるリプスキ。立ち上がるガトは左ミドル。左フックで飛び込むガド。ワンツーから左ミドルに繋ぐリプスキ。さらに左ハイ。腕でブロックするガト。さらに左の蹴りはリプスキ。

 判定はスプリットに割れ、29-28ガト、30-27リプスキ、29-28リプスキで、パンチから蹴りも織り交ぜたリプスキが2者の支持を得て勝利した。試合後、リプスキはアマンダとニーナ・ヌネス、コーチ陣に感謝の言葉を述べると、「このままトップに上り詰めたい。今週は夫の誕生日だったけど、トレーニングで特別なことは出来なかった。支えてくれたみんなに感謝しています。ガトとは近距離の戦いを避けたかったから距離を取って戦った」と語った。

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