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【UFC】ストリックランドが失速マゴメドフをTKO、UFC8連勝ドーソンがイスマグロフをドミネート、エクアドルのモラレスがMMA15連勝! 元KSW王者リプスキが連勝、47戦目のUFCデビューのルジボエフが涙のKO勝ち、ファクレトディノフがMMA20連勝!

2023/07/02 12:07

UFC8連勝ドーソンがやって来た! イスマグロフに完勝

▼ライト級 5分3R
〇グラント・ドーソン(米国)20勝1敗(UFC8勝0敗)
[判定3-0] ※30-27×2, 30-26
×ダミル・イスマグロフ(ロシア)24勝3敗(UFC5勝2敗)

 ライト級12位のイスマグロフと、15位のドーソンがコ・メインで対戦。

 29歳のドーソンは高校時代にレスリングで40勝8敗の記録をマークし、2014年にプロMMAデビュー。KCFAフェザー級王者から2017年8月の「Contender Series 6」でエイドリアン・ディアスに一本勝ちし、UFCと契約、現在オクタゴンで負けなしの7連勝中。フェザー級で4連勝後にライト級に転向。

 2021年10月にリッキー・グレンにドロー後、2022年4月にジャレッド・ゴードンを3R リアネイキドチョークで極めて、2022年11月の前戦はマルク・マドセンも3R RNCで一本勝ちも、体重超過している。初のランカーとの対戦。

 対する32歳のイスマグロフは、ロシア・オレンブルク州出身。アマチュア時代は軍の近接格闘術などで多くの大会で活躍し、2014年のプロデビュー後は、2017年の「M-1 Challenge 78」で空位のライト級王座決定戦で5R 終了間際にTKO勝ちで戴冠した。

 2018年からUFCに参戦し5試合をすべて判定勝ちで連勝。いったんは引退を表明しながらもカムバック。2022年12月の前戦ではアルマン・ツァルキャンに再三のテイクダウンを奪われ判定負けで連勝がストップしていた。イイスマグロフがフェイバリット。

 1R、両手を合わせてからスタート。左のオーバーハンドを見せるイスマグロフ。オーソのドーソンはニータップも切るイスマグロフ。ドーソンは左ミドル。両者の右が交錯後、ドーソンがシングルレッグ。ダブルレッグに切り替えてテイクダウン! パウンドに背中を見せたイスマグロフからバックマウント。四の字ロックでチョークを狙う。左右の足を組み替えながら背後からヒジ、パウンド。マウントになってイスマグロフが再び背中を見せるとバックマウントからパウンド・鉄槌。4の字ロックのままホーン。

 2R、ドーソンはイスマグロフの左ジャブを受けるが、打撃をかわしてダブルレッグから尻下でクラッチ。担がれながら胴をクラッチするイスマグロフを肩口まで持ち上げ、ゆっくりと落としてポジションを奪うドーソン。両足を放してサイドバックから背中について4の字ロック、背後からパームトゥパームで絞めるが、ここはアゴ上のヒジを上に押し上げて解除する。

 3R、左を振って組んでスタンドバックからボディロックで崩していとも簡単にバックを奪うドーソン。4の字ロックからまたもフルネルソンから組み手争い。イスマグロフは後ろ手を掴んで極めさせないが、正対することもできず。ドーソンが左右の足を入れ替えた直後にイスマグロフが正対しかけたところでホーン。

 ドーソンは「俺の仕事は10パーセント。残りの90パーセントはコーチ陣がしてくれた。俺はファイターじゃないくてソルジャー。次はトニー・ファーガソンと戦いたい」と語り、マイク・ブラウンコーチ、ティアゴ・モイゼスらATT勢とハグをかわした。

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