2023年7月8日(日本時間9日)米国ネバダ州ラスベガスのT-モバイルアリーナで開催される『UFC 290: Volkanovski vs. Rodriguez』に緊急参戦が決定した平良達郎(Theパラエストラ沖縄)が、ラスベガスで“永遠のチャンプ”と遭遇した。
「永遠のチャンプ 大興奮。めちゃめちゃカッコいいし、優しかった」と、平良が投稿したのは、ドミニク・クルーズとの2ショット。
元UFC&WEC世界バンタム級王者で、現在もUFC同級9位にランキングされるレジェンドと遭遇した平良は、ドミニクから肩を抱かれ、フィストバンプをかわしている。
永遠のチャンプ🙏
— 平良達郎 (@tatsurotaira) June 29, 2023
大興奮。めちゃめちゃカッコいいし、優しかった😭 pic.twitter.com/09EOuxFWz0
ドミニクも日本からのプロスペクトを高く評価している。
2022年10月に平良は、ラスベガスのUFC APEXで元Fury FCフライ級王者のC.J.ベルガラ(米国)と対戦。2R 腕十字で一本勝ちし、「パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト」として5万ドルのボーナスを獲得した。
この試合を現地の放送席で解説したドミニクは、平良のリアネイキドチョークからの腕十字への移行を「ビューティフルトランジッション」と賞賛。「タイラは新世代のファイターであり、個々の動きが連動している選手で、このスポーツの進化を思わせる、見ることが楽しみな選手」と期待を寄せていた。
そして、ドミニクは、日本人選手にとって忘れがたい試合の勝者でもある。
2014年9月の『UFC 178』で、オクタゴンで日本人初の5連勝をマークしていた水垣偉弥を、ドミニクは1R KO。水垣の連勝を止めている。
現在3連勝中の平良が、7月8日の試合で勝利すれば「UFC4連勝」。それは2013年10月から2015年1月の堀口恭司の4連勝以来、8年半ぶり。さらにUFCデビューから4連勝も、岡見勇信と堀口恭司に並ぶことになる。
この快挙について、平良は本誌の取材に「当時は僕、たぶん格闘技やってないんです(2016年11月にアマチュアデビュー)。当時の感覚は分からないですけど、日本国外で戦うことを当たり前のことととして、コンディション作りを含めてしっかりオクタゴンのなかで4連勝、5連勝って結果を出せるのは、本当に凄いなっていうのを、自分が海外で試合をして、より一層思います。自分もそれを成し遂げたいと思います」と語っている。