2023年7月2日(日)エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)『RISE WORLD SERIES 2023 1st Round』にて、「RISE WORLD SERIES 2023 -54kg Tournament」のリザーブマッチ3分3R延長1Rで政所仁(魁塾)と対戦する風音(TEAM TEPPEN)のインタビューが主催者を通じて届いた。
風音はプロキャリア前半は関西を中心に活躍し、2019年3月にTEAM TEPPENに移籍。他団体王者キラーぶりを発揮して頭角を表し、2021年の「RISE DEAD OR ALIVE 2021 -53kgトーナメント」では江幡睦、政所仁、志朗にいずれも“番狂わせ”の勝利を収めて優勝。2022年4月には那須川天心のRISEファイナルマッチの相手に抜擢され判定2-0で惜敗したが、6月の『THE MATCH 2022』では黒田斗真に延長戦で勝利した。10月には大﨑一貴のRISEスーパーフライ級王座に挑戦も、判定2-0で惜敗。今年3月の田丸辰戦で敗れトーナメント本戦出場を逃した。戦績は17勝(6KO)8敗とした。
変な感情も全部超えてナチュラルにいけるなっていう感じする
――またまた親友の政所選手と対戦になりましたが、この試合が決まった時の心境を教えてください。
「率直に思ったのは『ホンマかよ、ここでやるんかよ』みたいな」
――もう一回やるということは想定していなかったですか?
「こんなに早くやるのは想像してなかったですね。お互いまた昇り詰めた時にやるやろうなと思ってはいましたが、このタイミングでやるのは正直びっくりしたっすね」
――オファーが来た時は迷いましたか?それとも即決で快諾しました?
「一瞬だけどうしようかなっていうのがあって、向こうはやる気やでみたいなのを人伝いに聞いたので、それやったらもうやるしかないと思って」
【写真】殴り合いを楽しみにする奇妙な友情で結ばれた2人。会見では変顔対決も――発表会見の時に二人がフェイスオフをした時に笑顔とかも見られてて、普通の選手同士の試合とは違った雰囲気を凄く感じたのですが、お互いに特別な感情を感じていたりしますか?
「僕自身1回目戦った時とはまた違って、1回やったときはホンマに笑ってなくて複雑な心境の上でバチバチしてたような感覚があったんですけど、今回に関してはもうそれすらも超えているというか、変な感情も全部超えてナチュラルにいけるなっていう感じがしますね、仁との2回目の対決は」
――会見のお二人を見ていてそういう印象を受けました。
「お互い変顔もしてたし(笑)、あんなこと会見でやるの初めてだったからすごい楽しい感じではありますね。別に浮ついてる訳でもないですけど、それすらもピリピリを通り越してるというか、変な感じです」
――今回WS -54kgトーナメントのリザーブマッチという位置づけになりますが、風音選手から見てトーナメント一回戦の動向や注目している選手はいますか?
「外国の方を全然知らなくて、でも注目してるっていっても日本人全員対戦してるので特別に注目とかあまりないですね。そっちは意識してないというか、まずは目の前の政所仁だけに懸けてます」
――今回契約体重が54kgでいつもより1kg重い体重になりますけど動きに変化とかありますか?
「そこに関してはあまりないですね」
――逆にスピードが上がったりパワーが上がったといった変化はない?
「減量もいつも通りしんどいので(笑)、1kg上がろうが下がろうがあまり変わんないです(笑)」
――最近はオープンしたばかりのTEPPEN GYM大阪にずっといらっしゃると思いますが、大阪と東京で調整方法の違いはありますか?
「関東よりは人はちょっと少ないので、トレーナーや選手の先輩後輩とコミュニケーションを取りながら、自分達で考えてやる時間っていうのが増えましたね」
――約2年ぶりの地元関西での試合ということでモチベーションの変化はありますか?
「そんなに大きくは変わらないです。来てくれるメンツもいつもの方たちが来てくれるので、そんなに場所は関係ないかなって思います」
――すばり前回の田丸戦を経て新たに進化した部分、成長した部分はありますか?
「自然体で行ける様になったかなっていうのは有りますね。前が悪かった訳ではないですが、大阪にも来ていい意味で最初の頃の気持ちも戻っているというか、楽しんで出来るんじゃないかなって思います。相手も最高の相手なんで」
――最後に風音選手のファンの方に向けて熱い意気込みをお願いします。
「友情対決とか親友対決とか色々言ってもらえてますけど、一人の男と男のホンマの真剣勝負を僕らで見せられると思うので、ぜひ7月2日は楽しみにしていてください。よろしくお願いします」