キックボクシング
レポート

【MTGP】武尊が最終ラウンド終了間際、左ハイキックで劇的KO勝ち!日本の先鋒・大雅がダウンを奪っての快勝、白鳥大珠はKO負け

2023/06/24 23:06

▼第1試合 K-1ルール 3分3R
〇大雅(TRY HARD GYM/元K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級王者)
[3R 判定]
×ポール・カポウィック(英国)



 大雅は当初、ウマハメド・ファレス(フランス)との対戦が決まっていたが、ファレスが負傷欠場。急遽カポウィックと対戦することになった。カポウィックは2012年9月に大和哲也と対戦して敗れている。セコンドとして大会に来たところ体重が合うということで急遽オファーを受けての試合決定となった。



 1R、カポウィックは頻繁に左右にスイッチし、フェイントを使って飛びヒザ蹴りを放つ。サウスポーの大雅は左ロー。大雅は左ローを蹴りながら前へ出て、左ストレートを打つ。カポウィックも変則的な動きから左右フック。連打から飛びヒザを放つカポウィック。大雅は1Rは様子見か。



 2R、大雅は左ローから左フック、バックハンドブローから左フック。カポウィックは左ミドルを蹴る。大雅が左右の連打でカポウィックを後退させる。さらに左ローを奥足に叩き込むとカポウィックが大きく下がる。それでもバックハンドブローを繰り出すカポウィック。コーナーへ詰めた大雅は左ハイキックで場内を沸かせる。さらに左ストレートもクリーンヒット。ロープを背負って足が揃うカポウィックに左ロー。最後の1分間は大雅が一方的に攻める展開となった。



 3R、ワンツーで前に出る大雅。カポウィックは時折攻撃を繰り出すも下がり続ける。それを追いかける大雅が左右フックからの左ロー。その左ローを蹴って大雅は鉄槌を脚に叩きつけるが、これは禁止らしく大雅は注意を受ける。残り30秒、大雅は左ローを蹴って左ストレートにつなげるが、カポウィックは攻撃をもらうと逃げる。大雅の左ストレート、左ローが何度もヒットするが、カポウィックはコーナーを背にして耐える。試合終了直前、レフェリーはダウンをコールするがカウントがゆっくりめ。すぐに大雅が倒しに行ったが、時間切れとなった。



 大雅が判定勝ちで日本に先勝をもたらした。

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