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インタビュー

【インタビュー】クレベルに挑む鈴木千裕が平良達郎、五味隆典との練習で得たもの「みんな“対応”しようとして対応できなかった。僕が立ち向かえるのは──」

2023/06/19 15:06

平良達郎「お互いに勝って次に行きたい」

『ゴング格闘技』本誌「NO.326」では、6月24日(日本時間25日)の『UFC on ABC 5: Emmett vs. Topuria』(米国フロリダ州ジャクソンビル・VyStar ヴェテランズメモリアルアリーナ)で、MMA8勝2敗のクレイジソン・ホドリゲス(ブラジル)と対戦する平良達郎にもインタビューを行っている。

 その中から、今回は鈴木千裕について語った言葉も紹介したい。平良は鈴木のクレベル戦について「寝技の展開になったときも慌てずに落ち着いて対処すれば、必ず自分の時間は回ってくる」と、鈴木の得意な打撃を活かす勝機は来るとした。

◆「(鈴木の打撃は)遠いけど伸びてくるから当たる」(平良)

「千裕くんのことは、もともとTheパラエストラ沖縄での練習で会う前から知っていて、キックボクサーから総合に来たんだと思っていたら組み技もすごくて、投げとか極めに行ったり、“これキックボクサーじゃない”ってそのときに思ったのが印象的でした。

 手足が長く、身体の使い方がすごく真っすぐ系とか蹴りもそうですが、すごく人より全然伸びるなって。遠いけど伸びてくるから当たっちゃう。それとやっぱり身体の強さ。クラッチを組んだときに重心の落とし方というか、“ドスン”という感じが、体幹が強いなと感じました。

 同じ日に試合があるんですけど、僕がUFC4戦目でロドリゲス選手にしっかり勝って、次、ランキング戦につなげたいので、絶対に落とせない一戦を気を引き締めて勝ちに行こうと思います。

 また、北海道では鈴木君がタイトルマッチ、RIZINのベルトを持ってきてくれると思うので、お互い勝ってパーっと行きたいと思います。

(クレベルは)やっぱり極め、サブミッションが強い選手なので、寝技の展開になったときも慌てずに落ち着いて、必ず自分の時間って回ってくるんで、そのときに千裕くんのストロングポイントの打撃とかで絶対にKOしてベルトを獲ってほしいです。

(鈴木は)スパーが終わっても動きについて話したり、格闘技に対して考えていて、たまにすごい賢いなと思うんですけど……普段? 真っすぐなバカ、という感じですね(笑)。格闘技で真面目だし、自分の正直さというか純粋さを隠せないタイプ。自分はたまに考えすぎちゃうことがあるから、千裕くんのまっすぐな姿っていうのは真似したいです。同じ年だし、いい刺激をもらっています」

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