足関節にこだわる江木伸成がMMAデビュー戦で判定勝ち
▼第8試合 GLADIATORフライ級 5分2R
〇江木伸成(藤田柔術/LEOS JIUJITSU ACADEMY)
[判定3-0] ※20-18×3
×空(TOP KING)
GLADIATORのケージでコンバット柔術、フォークスタイルグラップリングで活躍してきた江木伸成が、待望のMMAデビュー戦に臨む。消防士をしながら茶帯時代にアジア選手権3位など、柔術家として成功を収めながら、やり残したこと=MMA出場を決意した江木は、2022年からMMAデビューをリクエストしていた。
テコンドーとフルコンタクト空手、柔道の経験も持つ柔術界の実力者の初陣の相手探しが難航するなか、手を挙げた関西出身の空にとっても、決意のフライ級戦となる。空はFighting NEXUSで1勝3敗。
1R、サウスポー構えの江木は左の蹴り。オーソの空の蹴り足を掴んでのヒールフック。空はそこにパウンド。足関節にこだわる江木は内ヒールからストレートフットロックも狙うが、空は足を抜く。
2R、互いに遠間から慎重な展開のなか、サイドキックを見せる江木は左の蹴りを軸に立ち会う。シングルレッグから足をからめて引き込み、外掛けで外ヒールを狙う江木。ヒザは曲げている空。江木は内ヒールに切り替えるが極めきれず。
鉄槌の打ち合いからトップを取りには行かず、サドルロックから内ストレートフットロックへ。さらに組み手を変えて内ヒールを絞るが、その組み手を掴んで極めさせない空。両足を突っ込んで防ぐとなおも内ヒールの江木の三角に組んだ右足にパンチを落とす。
ゴングに片足を引きずって立つ空はいったんケージにもたれかかってから判定コールの中央に歩いた。
判定は江木が3-0(20-18×3)勝利。空はセコンドに背負われながらケージを後にした。
プロMMAデビュー戦を白星スタートした江木は、試合後「山口から来ました。レオス柔術アカデミーの江木です。今回、プロデューサー戦ですごく硬かったんですけど、ほんとはもっといっぱい技があったんですけど、今日は出せずに、また次回出していこう思います。GLADIATORのフライ級チャンピオンを目指していきます」と語った。