元王者の新美(左)に新鋭の寺田が挑む
2023年6月16日(金)東京・後楽園ホール『Krush,150』にて、フェザー級3分3R延長1Rで対戦する新美貴士(名古屋JKファクトリー)と寺田匠(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)のインタビューが主催者を通じて届いた。
新美は2018年8月からK-1 JAPAN GROUPに参戦し、2020年の「第5代Krushフェザー級王座決定トーナメント」で優勝して王座に就いた。同王座は2022年5月の4度目の防衛戦で玖村修平に敗れて失っている。8月にはK-1フェザー級世界最強決定トーナメントに出場も1回戦で敗退。12月に國枝悠太から判定勝ちするも、2023年3月のRISEでRISEフェザー級王者・門口佳佑に判定で敗れた。戦績は15勝(6KO)8敗のサウスポー。
1戦1戦負けたら次はないという危機感がある
――昨年5月以来のKrush参戦が決まりました。新美選手にとってはKrush王座陥落、K-1フェザー級最強決定トーナメント1回戦で敗退、K-1×RISE対抗戦で敗れるなど厳しい1年でした。試合に向けてどんな心境ですか?
「1年ぶりぐらいのKrush参戦なんで、KrushらしいKO勝ちをして、しっかり勝つことでもう一度トップ戦線に行けるように、この試合は絶対に勝ちたいと思っています」
――対戦相手の寺田選手にはどんな印象を持っていますか?
「若くて凄くパワーのある選手で、これからもっと強くなっていく選手なんだろうなと思っています」
――寺田選手は日本だけでなくオランダでも練習している選手です。そういった部分で脅威に感じるものはないですか?
「相手がどんな練習をしていても、特に自分がやることは変わらないので、しっかり勝つことだけを考えて戦います」
(C)K-1
――今大会ではフェザー級の試合が2試合組まれていて、いずれもキャリアのある選手と若い選手の対戦という構図になっています。
「寺田選手はまだ6戦ぐらいの選手で、1戦1戦強くなっていくスピードは速いと思います。だから次の試合も前回より強くなっているのかな、と。もともと強いと思っていた選手なので、寺田選手と試合することが楽しみです」
――新美選手が若い選手に挑まれることは珍しくないと思いますが、どういう気持ちで寺田選手を迎え撃ちますか?
「僕も今29歳でドンドン若い選手や強い選手が出てくる中で、1戦1戦負けたら次はないんじゃないかという危機感があります。毎回死ぬ気で勝ちを掴みとってトップ戦線に行かないと、先はないと思って試合をしているんで、その気持ちが練習や試合で出せればいいのかなって思っています」
――それでは最後にファンの皆さんにメッセージをお願いします。
「6月16日、Krushらしい試合をして、必ず勝つので応援よろしくお願いします」