寺田は幼少期から様々な格闘技を学び、地元・九州のアマチュア大会でキャリアを積んでABEMAの番組企画『格闘代理戦争』に出演。2020年4月にプロデビューすると、現在まで6勝(2KO)無敗。前回はK-1に出場し、銀次から勝利を奪っている。
オランダ修行で昔の自分を思い出し、初心に帰ることができた
――約10カ月ぶりの試合が決まりました。今の心境を聞かせてください。
「この10カ月間、大きな怪我もなくオランダ修行に行ったり、とても濃い10カ月間を過ごしました。自分がこの10カ月間でどれだけ成長したか、楽しみにしてもらえたらと思います」
――対戦相手の寺田選手にはどんな印象を持っていますか?
「打たれ強いなという印象です。今のK-1チャンピオン(軍司泰斗)が闘っても倒せていないんで、自分とやったらどうなのかなっていうので楽しみです」
――オランダ修行にいった理由はなんですか?
「お兄ちゃんがオランダに住んでいることもあり、前回の試合後に『次の試合まで3カ月くらい空くよ』と言われて、新しい空気を入れようと思って、11月から2カ月ほど行っていました」
――どのジムで練習されていたのですか?
「ニキー・ホルツケンのジムに行っていましたね」
(C)K-1
――ホルツケンのジムではかなり激しいスパーリングをすると聞いていますが、実際にどうでしたか?
「正直レベル的には同じ階級の選手では相手がいなくて、65kgぐらいの選手とスパーリングしていました。あっちのチャンピオンクラスとスパーリングしたんですけど、ボコされたというよりも自信になりましたね」
――自分のテクニックが通用した?
「はい。日本の方が海外より技術があるかなと思って。体の強さ、フィジカルは海外の方があるんですけど、技術で言ったら日本の方が進んでいるのかなと思いました」
――オランダ修行の成果を持ち帰って、どのような点で変わった?
「技術はKRESTでやる方が学べるんですけど、コーチが凄い厳しくて。昔の自分を思い出したというか、初心に帰ることができたという感じです」
――今大会ではフェザー級の試合が2試合組まれていて、いずれもキャリアのある選手と若い選手の対戦という構図になっています。
「キャリアはあんまり気にしてないです」
――それでは最後にファンの皆さんにメッセージをお願いします。
「この一戦で自分の力量が分かると思うんで、しっかり勝ちます。Krushを悪く言うわけではなく、Krushに出るのがもったいないと思われるような選手になります」