キックボクシング
レポート

【RISE】極真・山科直史がKOで再起「これからもKOで勝って必ず王者になります」、女子マッチは激しい打ち合いに

2023/06/09 23:06

▼第1試合 フライ級(-52kg) 3分3R延長1R
×山本“魂武羅”知美(FAITH/同級7位)
判定0-3 ※27-30×2、27-29
〇きたりこ(FASCINATE FIGHT TEAM)


 山本は2019年KAMINARIMON全日本女子-57kg級準優勝で、2020年9月にプロデビュー。今回からミドルネームに“魂武羅(こぶら)”を付けた。3戦目で辻井和奏と引き分けたが、3勝(1KO)1分で現在無敗。前戦は2022年4月にエミNFCに判定勝ち。


 きたりこは空手出身で、第26回全日本空手選手権大会グランドチャンピオン決定戦優勝の実績を持つ。2022年7月にDEEP☆KICK ZEROでプロデビューし、2戦目も勝利したが3戦目で体格差のあるモンタナ・アーツに判定で敗れた。戦績は2勝(1KO)1敗。


 山本は前日計量で体重超過。減点2からのスタートとなり、計量をパスしているきたりこが勝利した場合のみ公式記録となる(それ以外の結果はノーコンテスト)。


 1R、きたりこは左フックから右ストレートのコンビネーションをどんどん打ち込み、山本にロープを背負わせて左右ボディとインローを叩き込む。山本はそのコンビネーションの合間に右フックをヒットさせるが、終盤に左フックからの右ストレートをもらって大きくフラついた。


 2Rも左フックからの右ストレート、インローで攻め込むきたりこ。山本は右フック、右ストレート、前蹴りでヒットを奪うがロープを背負わされる場面が多い。きたりこが右フックで山本をまたもフラつかせる。


 3R、攻め疲れがあるきたりこだが、それでも前へ出て右ストレートを当てていく。これに山本も意地の右フック、左フックで応戦。最後は両者立ち止まって左右フックの応酬で、きたりこの頭が山本の左フックで2度跳ね上がるが、きたりこは一歩も退かず打ち合う。


 判定は3-0できたりこが勝利。「減点あったけれど関係なしに勝ててよかったです。これからもレベル高いところまで上がっていこうと思います」とコメントした。

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