神谷優良「自分の強みである空手を皆さんにお見せして絶対勝ちます。押忍」
「練習でアザになりました」
――毎日ハードな練習をされているんですね?
「今大阪に2カ月ほど来ていて、キックの練習をしています」
――元々空手家として活動していたんですよね?
「はい」
――空手は何歳から始めたんですか?
「3歳から始めて今も続けています」
――空手を始めるきっかけは何でしたか?
「親が先生で気付いたらやっていました」
――空手家あるあるですね(笑)
「はい(笑)」
――ずっとフルコンタクト空手をやっているんですか?
「そうです」。
――流派はどちらですか?
「JFKO(全日本フルコンタクト空手道連盟)です」
――キックボクシングを始めたきっかけを教えてください。
「同世代の選手が活躍しているのを見て、先輩である田中恒成選手(ボクシング世界3階級王者)とかの試合を見て、自分も追いつかないといけないと思って始めました」
――それを決めたのはいつ頃ですか?
「ずっとやりたかったのですがきっかけとジムも無い状態でした。練習していたところは自分の道場ではなく他の空手の道場の先生に教えていただいている感じで、選手が他にいるわけではないので、スパーリングとかをする時は他のジムで出稽古させていただいてます。今回は負けが続いていたので、真剣にやりたいと思い大阪に来させていただきました」
-――大阪では何ヶ月練習されているんですか?
「今1カ月ちょっと経ちましたが、あと2週間くらい居る予定です」
――大阪のどこのジムで練習されているんですか?
「3Kジム(近藤魁成らが所属するジム)にいます」
――他にも女子の選手はいらっしゃるんですか?
「3Kジムにはいないですね」
――男子と練習しているんですか?
「そうです。空手でも女子が全然いないので慣れています」
――だから右目の下にアザができているんですね。
「殴られ過ぎてできました(笑)」
――キックボクサーとしてのデビュー戦が村上悠佳選手だったんですね。
「そうです」
――デビュー戦でいきなり強い人と当てられたんですね。
「いつかやるだろうなとは思っていたんですけど、デビュー戦からはキツイと正直思いました」
――実際に4戦戦ってみてキックボクシングの感触はどうですか?
「練習量が今まで足りていなかったので、だからこそ勝てないなっていうのを感じていました。空手だけでは通用しないという事を身をもって感じました」
――今回の王座決定トーナメントに抜擢されたことについて心境はいかがですか?
「4戦3敗と負けが続いている選手を起用していただいたことには感謝しかないですし、ここで勝ったらチャンスだと思っています」
――準決勝で当たる聖愛選手の印象はいかがでしょうか?
「何試合か見て、距離感が上手いのと華がある選手だなと思っています」
――3Kジムで対策はバッチリ練っていますか?
「まあまあ頑張っています(笑)」
――後楽園ホールで試合をするのは初めてですよね。
「初めてです」
――格闘技に目が肥えた後楽園ホールのお客さんの前で自分のどんなところを見てほしいですか?
「フルコンタクトの空手家としてもう負けられないですし、何より空手の後輩たちに負けた姿を見せたくないので勝って喜ばせたいです」
――周りの仲間からは応援を貰ってますか?
「DMとかで空手の後輩たちにたくさん連絡を頂きました」
――もう一方のブロックではデビュー戦で戦った村上選手がいますが、決勝でリベンジマッチを挑みたいという気持ちはありますか?
「もちろんあります。村上選手に勝っていただいて、私も絶対勝つのでリベンジしたいです」
――今後は空手とキックの二刀流でやっていきますか?
「今はそのように考えています」
――次に出る空手の大会は決まっていますか?
「決まってはいないです。今はキックに集中して、空手の試合は後輩たちの試合を見ていると自分も出たくなるので、出たい時に出ようと思います」
――フルコンタクト空手とキックは顔面パンチがあるかないかが大きな違いですが、その違いには適応できていますか?
「距離感とか顔面の攻撃は慣れてきました。痛みに対しては空手で培ってきたので余裕があります」
――痛みには強い方なんですね。
「空手の方が痛いので、そこは大丈夫です」
――今回、上段前蹴りとか空手家らしい攻撃を出す予定ですか?
「前蹴りは自然に出るので、打ち合いからも出せたら完璧ですね
――神谷選手のご両親は今回の試合についてどのように見ていますか?
「今回は大阪に来させていただいて、今までより練習をしているので楽しみにしています」
――最後にRISEファンの皆様に自己紹介も兼ねて熱い決意表明をお願いします。
「今回この4選手に選ばれると思っていなかったのですが、自分の強みである空手を皆さんにお見せしたいです。絶対勝ちます。押忍」