MMA
インタビュー

【UFC】佐藤天「自分が作ってきたことを全て出して、勝利を──」=5.20 UFC Fight Night

2023/05/19 14:05

木下くんと雄志くんとの共同生活? もう完璧なチームワークです


【写真】木下は佐藤について「ぶちかましてくれると思いますので、楽しみにしています!」と、この笑顔。

──この試合の前までに、いま後方に木下憂朔選手がいるように、キルクリフFCに、井上直樹選手やエフェヴィガ雄志選手も来たことは、佐藤選手にとってどんな影響がありましたか。

「自分よりも全然若い選手で、木下くんは10個くらい下で、すごい刺激になっていますね。木下くんはいま一緒に生活していて、雄志くんは自分の部屋に3カ月近く泊まっていたんですけど、練習以外では楽しく、ストレスなく──僕はストレスなく、2人はどうか分かりませんけど、まあ年長者なんで(笑)」

──共同生活も快適そうですね。

「素晴らしい生活が出来てます(笑)。楽しくやってます、普通に。僕と雄志くんがご飯を作って、木下くんが皿を洗うという、もう完璧なチームワークです!」

──なぜ木下選手だけが皿洗いに回るのかという(笑)。

「それは……雄志くんが結構、料理が好きで上手で、試合が決まってからは、UFCのご飯もあるのですが、雄志くんが作ってくれましたね」

──ファイターズハウスを出たと目にしたので、どうしているのかなと思っていました。

「あっ、以前のファイターズハウスのルームメイトが彼女と同棲するということで、ほかの選手たちも出て、僕はいまフィルというほかのチームメイトの家に入っている感じです。ファイターズハウスで生活していることには変わりありません」

──なるほど。佐藤選手は彼女と同棲はしないんですね。

「まだしてないです(笑)。そろそろしようかなと思っているんですけど」

──しかし、ほかのチームメイトの家に入ることが出来た。それもチームとしての助け合いがすごいですね。キルクリフには、世界から31カ国の選手が集まって、メジャー団体と契約してる選手は40人以上いると。それだけ大所帯でも、強い団結力があると聞きます。それは今回の試合前にも活きていますか。

「本当の家族のように感じています。キルクリフは全員でひとつのチームで練習する、という形なんですど、それが僕も一番だと思うし、今回も試合が決まってどういうタイプの相手なのか、練習仲間も動画を見てスパーリングパートナー何人かにやってもらって、“こうした方がいい”といろいろ話し合いながら対策練習もできています。試合が決まっている選手も多かったので、今回も自分含めてキルクリフから数人(アンドレ・フィリ、マイケル・ジョンソンら)出るので、自分も含めすごくいい雰囲気で練習できましたね」

──ミゲール・バエザ戦からグンナー・ネルソン、そして売り出し中のバトルと厳しい相手を当てられていますが、UFCに弱い選手はいない。そこで3連敗をしたことのプレッシャーはありますか。

「勝たないといけないですね。プレッシャーは毎回、自分にかけてますけど、それが苦にはならないですし、普段とさほど変わらずに来ました。やることをしっかりやって、調子も今までと比べてもすごくいいですし、今さら緊張してもしょうがないので、あまりプレッシャーはないですね」

──「強くなるための材料がより多くある」環境で、ある種、現代MMAの最適解もあるようななかで「オリジナリティがぶつかり合うのがMMAの世界」と仰っていました。自分なりのオリジナリティを、そこでどのように見つけているのでしょうか。

「練習もみんな全体でやっていますが、そのなかでも一人ひとりの個性が出るので、少なからず僕にも自分なりの感覚や個性があるので、そういったところは大事にしていこうとやってきました。“やったことを出す”というよりも“自分で練習しながら作ってきたもの”それが自分のMMAのオリジナリティになっていると思います。それをヘンリー(フーフト)らコーチが理解して指導してくれる。その僕らしさを出せればいいかなと思っています」

──では、最後にU-NEXTを通して、佐藤選手の試合を見るファンにメッセージをお願いします。

「日本時間の日曜日は、自分が作ってきたことを全部出して、勝利という結果を皆さんにお届けしたいと思うので応援、よろしくお願いします!」

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