圧倒的な攻撃力でアイグン(左)から4度のダウンを奪い、トーナメントを制したオサロ(C)GLORY
GLORY 85
2023年4月29日(土・現地時間)オランダ・ロッテルダム Ahoy arena
※U-NEXTにて見逃し配信あり
▼メインイベント(第8試合)ヘビー級トーナメントファイナル 3分3R
〇タリック・オサロ(ナイジェリア/同級8位)
TKO 3R 2分08秒 ※3ノックダウン
×ムラット・アイグン(トルコ/オランダ)
※オサロがトーナメント優勝。
優勝者には年末のGLORYヘビー級グランプリ出場権と、今夏に行われる予定のアントニオ・プラチバット(クロアチア)とのGLORYヘビー級暫定王座決定戦にも出場する権利が与えられる今回のヘビー級トーナメント。
決勝戦はジャウファー・ウイルニスに2RでKO勝ちしたオサロと、エンバー・スリーバーに1RでKO勝ちしたアイグンで争われる。
1R、オサロがワンツーと左ミドル、アイグンは右ボディと右フックを打つ。身体ごと打つような右ストレートで前に出るオサロ。左フックからの右ヒザでオサロがアイグンをコーナーへ詰め、ワンツーからキャッチしての左ヒザを顔面に突き上げてダウンを奪う。
2Rも身体ごと行くような右ストレートを放つオサロに、アイグンも左右フックと左ボディを返す。右ボディ、右フックでオサロを下がらせるアイグン。右フックを被弾する場面が増えてきたオサロは疲労の色が濃く、アイグンは前へ出ていく。しかし、コーナーを背にしたオサロが左フックを空振りしたアイグンに右フック。これでフラフラと下がるオサロに右フックで畳み込み、オサロがダウンを追加する。かなり披露しているオサロだが、アイグンの右ボディストレートに右ストレートを返してダウンをさらに追加する。
3R、巨体を躍らせて左右フックを繰り出すオサロ。アイグンも負けじと右フックからの連打を繰り出す。オサロは前蹴り、ジャブで距離をとるが、アイグンの右フックをもらう。アイグンが力強い右ボディ、右フックで攻め込んだところで、オサロが強烈な右フックでダウンを奪う。これで合計4度目のダウンとなり、トーナメントルールによってオサロのKO勝ちとなった。