海人を苦戦させたサモ・ペティ(左)が再び来襲、海人とSB世界王座を懸けて対戦する
2023年6月25日(日)東京・後楽園ホール『SHOOT BOXING 2023 act.3』にて、海人(TEAMF.O.D)がシュートボクシング世界スーパーウェルター級(70.0kg契約)王座決定戦を行うことが発表された。
同王座はアンディ・サワー(オランダ)が、2004年2月の初代王者決定戦で土井広之を破って以来、19年にわたって保持していたタイトルだが、サワーの引退に伴い王座を返上。今回、第2代王座決定戦が行われることになった。
4月30日(日)東京・後楽園ホールで開催された『SHOOT BOXING 2023 act.2』にて、海人と王座決定戦を争う相手はサモ・ペティ(スロベニア/シムソンジム)であることを発表。
ペティは2014年から2015年にかけ、日本で日菜太、城戸康裕、廣野祐といった当時の日本人トップ選手に全勝した“スロベニアの処刑人”。2022年8月のRISE大阪大会に約7年ぶりの来日を果たし、海人と対戦するとパワフルな左右フックで海人を苦しめた。試合は延長戦の末に海人が勝利したが、苦戦を強いられての辛勝に海人自身もスッキリした勝利ではなかっただろう。戦績は35勝9敗2分でFFC-70kg級&77kg級王者。
そのペティがカード発表のため来日。海人と後楽園ホールのリングに上がった。海人は「RISEミドル級王者になって帰ってきました。今回試合が決まっていたんですが前回の試合で怪我をしてしまったので、次は6月のSBのリングで準備して試合に出たいと思っています」と挨拶。ペティは「6月に海人と試合をするのが楽しみだ。もう1回、僕が海人に怪我をさせてやります」と不敵な笑みを浮かべた。
今回の来日でペティは大会をリングサイドで観戦しており、SBの試合も研究済みだ。海人は強豪ペティを相手に、今度こそ完全決着をつけてSBの世界タイトルを手にすることが出来るか。