カモーシェ「ベネットのエネルギーが落ちていくのを感じた」
──最初の3ラウンドで苦戦したこと、ベネットの計量ミスについてどう感じていますか。
「絶対に彼女を優勢にしたくなかったけど、彼女は体重を落とさなかったし、それは序盤から感じられた。でも序盤はフレッシュで成功したかもしれないけど、最後はやはりガス欠だった。彼女を見ていると、体重計に戻るたびに顔を作るエネルギーがあれば、サウナに行くエネルギーがあるだろうと感じたよ。このスポーツにおける彼女の名声は、体重を減らすことだ。
彼女にはベルトを持つ資格はない。もし、彼女が計量を成功させて体重を増やしながら同じパフォーマンスをしたのなら、私は彼女を褒め称えるだろう。彼女はまたもや不正を働いた。もし私が誰かの体重を上回っていて、減量する必要がなかったら、私ももっと早く上位に食い込むことができただろう。だから、彼女を終わらせ、このスポーツ界から追い出したかった」
──4Rに逆転の肩固めをスペースが無いなかで極め切った。最後の回復力はどこから?
「私は自分の中に深く潜り込んだ。私は諦めない。海兵隊員であることの意味を教えてあげると。何が必要でも、どんなに大変でも、やり遂げるんだ。彼女が疲れているのが分かかった。コーチは『もういい。彼女に3R渡したんだから、最後はやり遂げろ』ってね。私が彼女に近づいたとたん、彼女のエネルギーレベルが落ちていくのを感じたよ」
──ベネットの試合後のケージ内でのコメントについては?
「彼女は、これまでの試合と同じように『ごめんなさい、体重が合わなかったの』と言った。そんな言い訳は通用しません。私は夜11時まで起きて体重を測定し、朝5時に起きて二重三重のチェックをする。私たちはこのスポーツのプロであり、このスポーツで最も大きな組織のひとつに所属しているのだから、すべてを可能な限り最善の方法で行う必要がある。彼女は、私に対して『尊敬の念しかない』と言っていました。私にとっては、体重を落とさないということは、相手をリスペクトしていないということなのです」
──翌日にはイリマレイ・マクファーレンvs.渡辺華奈が行われます。観戦しますか。
「私は会場に足を運ぶつもりです。ハワイで、このような連続したイベントを行うことで、私が会場にいることができるのは素晴らしいこと。ハワイにいるときは、友人のイリマ(・レイ)マクファーレンを応援するために参加するんだ。試合の最後には、(勝者と)戦うためにケージに呼ばれることを期待しています」
──コンテンダー不足による引退を考えることは?
「私のキャリアの終わりは、周りの人たちに左右されるものではない。周りの人が(自分のレベルに)達していないからと言って、グローブを置くつもりはないです。再戦であろうと関係なく、私はステップアップし、やり遂げるつもりです」