マクファーレン「この階級でGP開催を」
──試合を終えた率直な感想からお願いします。
「すべてがいい感じです。今クィーンズ病院のER(救急外来)にいないから、それもすごく安心できる。今はやる気に満ちています。特に(タイトルショットが)次に来る可能性が非常に高いので、モチベーションを維持する必要があるし、集中し、計画を守り、進み続ける必要があります」
──戦ってみて、渡辺華奈選手はいかがでしたか。
「カナはグラウンドでのコントロールはとても良かった。でも私たちは、彼女の柔道のスイープやすべてに備えていた。グラウンドに落ちたらすぐにスクランブルをかけなければならないことは覚悟していた。でも彼女は私にスペースを与えてはくれなかった。正直、負けたと思ったけど、自分がフィニッシュすることに慣れているから、判定になったら負けたと思うことにしているんです」
「接戦になったのは、この階級がいかに成長したかを示すもので、良いことだと思う。フィニッシュを決めるのは難しくなったけど、これは女子フライ級がいかに深まり、レベルが高くなったかを示している。今は、フィニッシュを狙いに行ってポジションを失う可能性があるから、もう少し戦術的で戦略的でなければならないのかもしれないです」
──今後、女子フライ級で望むことは?
「女子のグランプリはどの階級でもやっていませんし、フライ級がおすすめです。私は2019年以来、その必要性を訴え続けてきました。この週末のフライ級の試合はどれもヤバかったでしょう? 100万ドル(約1億3千万円)はかなり甘い響きですし(笑)。“アンクルスコット”グランプリをやりましょう! 新たに家族を作りたかったから、最近は引退をより真剣に考えるようになっていました。でも、100万ドルなら、かなりイケるでしょう。だから、子作りを少し先延ばしにできます」
──地元ハワイでの入場は趣き深いものでした。緊張はしませんでしたか。
「感情的にならないようにするのはとても難しいことです。ただただ、クレイジーで、バックステージに立っていて、幕が少し開いていて、私の友人や高校時代の学友たちがいて、みんな『イリマ!』って声をかけてくれて。まさかその場にいるなんて思ってもみなかった人たちだったので、とにかく圧倒されました。舞台裏で泣き出してしまいました。でも、ダンサーの皆さんは、とても強く、激しい女性たちで、私を戦場へ連れて行ってくれました。誰もがあのウォークアウトを行い、圧倒されないようにすることに挑戦しています」
──前日には友人のリズ・カモーシェが王座を防衛しました。
「私はリズのことをとてもよく知っています。お互いのことをとてもよく知っている。彼女の頭の中で何が起こっていたのか、分かったような気がします。彼女の奥さんと一緒に座っていて、指示を叫んでいました。観戦している私の方が緊張していて、でも、リズらしいやり方で、彼女はチョークアウトした。あれが彼女のスタイルなのです。彼女がそれをやってのけたとき、私たちはとても安心しました。デアンナ(・ベネット)はBellatorで3度目の体重超過をしたのに」