2023年4月8日(土)東京・有明アリーナ『PRIME VIDEO PRESENTS LIVE BOXING 4』の前日計量が、7日(金)都内にて13:00より行われた。
今大会で日本バンタム級2位・与那覇勇気(真正ジム)を相手にプロボクシングデビューする元RISE世界フェザー級王者・那須川天心(帝拳ジム)は55.30kgでスーパーバンタム級のリミット55.34kgをパス。与那覇は55.20kgでパスした。
計量を終えた那須川は「いつも通りですね。いよいよだなって感じです」と前日会見と同様に、疲れも見せず饒舌にコメント。
減量は「全然ラクになりましたね。前からウェイトダウンしていたので、そこまでキツい感じはなかったです。RISEでの最後の試合も同じ体重でけっこうカツカツだったんですが、今回はそんなことなく。あとはリカバリーして明日に備えます」と、キックボクシング時代よりもラクに落とせたとした。
リミットとほぼジャストだったことには「最初だし、ピッタリの方がカッコいいかなって」と笑い、「思ったよりも落ちてしまったとか、そういうこともなく行けました」と計画通りに進んだという。
ボクシングでは初の計量となり、「(キックボクシング)デビュー戦の時を思い出しますね。どういう状況なのかイマイチ理解できなくて、不思議な感じがあったんですけれど今もそれを感じています」と言い、キックボクシング時代との違いは「まず靴履くし(笑)。周りの注目も会場も違いますし、全てイチからって感じがあります。でも、変な気負いも緊張もないし、そのままで行けるかなって」と自然体で試合に臨めそうだと答えた。
リカバリーでは「まずお母さんのおかゆを食べます。このためにわざわざ実家から来てくれたので」と、キックボクシング時代と同じく母の手作りおかゆを食べるという。明日の試合時には「戻しても4kgくらい、5kg以内に収めたい」とする。
フェイスオフでは相手側にグッと踏み込んでのファイティングポーズで、まさに挑みかかるような姿勢を見せた那須川。その真意を聞かれると「僕の意思です。相手というか周りにもそれを見せられたと思う。生半可な気持ちじゃないところを見せられたと思います」と説明。
そして「自分の第2章のスタートです。明日は本物の格闘技を見せます」と締めくくった。