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【PFL】ハリソン破ったパチェコvs.元Bellator王者バッド、東よう子vs.サンボ女王モクナトキナも計量パス=女子フェザー級

2023/04/07 14:04
【PFL】ハリソン破ったパチェコvs.元Bellator王者バッド、東よう子vs.サンボ女王モクナトキナも計量パス=女子フェザー級

(C)PFL

 2023年4月7日(日本時間8日)、米国ネバダ州ラスベガスのザ・シアターで開催される『PFL 2: 2023 Regular Season』の前日計量が6日(同7日)、同地にて行われた(4月8日AM8時~DAZN配信)。

▼女子フェザー級 5分3R
ラリッサ・パチェコ(ブラジル)146.0ポンド(66.22kg)19勝4敗
ジュリア・バッド(カナダ)145.6ポンド(66.04kg)16勝5敗

 女子フェザー級では、2022年11月にケイラ・ハリソンに16戦目で初黒星をつけたPFL世界女子ライト級王者のラリッサ・パチェコ(ブラジル)が参戦。元Bellator女子フェザー級王者のジュリア・バッド(カナダ)と対戦する。

 前日計量で先に登場したバッドは145.6ポンド(66.04kg)でパス。続けてパチェコも146.0ポンド(66.22kg)でパス。ともにスケールの上でガッツポーズを見せると、フェイスオフでは10秒間ほど視線を合わせた。余裕の笑みを浮かべるパチェコに対し、バッドは表情を崩さず頷き、最後はともに握手をかわした。

 ムエタイベースでUFCではバンタム級で戦い、TUFでフェザー級、PFLではライト級で戦ってきたパチェコはPFLフェザー級でどんなパフォーマンスを見せるか。

 対するバッドは、MMA11連勝・Bellator7連勝で臨んだクリス・サイボーグ戦で4R TKO負け。その後、Bellatorで2連勝後、2021年10月からPFLに参戦し、ケイトリン・ヤングを相手に拝呈勝ちで初陣を飾るも、2022年5月にジナ・ファビアン、11月にアスペン・ラッドにいずれも判定負けで2連敗中。ライト級王者を相手に再起を果たせるか。

▼女子フェザー級 5分3R
東よう子(リバーサルジム新宿 Me,We)144.8ポンド(65.68kg)8勝2敗
マリナ・モクナトキナ(ロシア)146.0ポンド(66.22kg)8勝3敗

 同じくフェザー級リーグ戦で、DEEP JEWELSフェザー級王者の東よう子(リバーサルジム新宿 Me,We)が、マリナ・モクナトキナ(ロシア)と対戦する。

 DEEP JEWELSの前戦ではバンタム級でダイヤモンドローズに3R TKO勝ちしている東は、PFL初の計量でオレンジ色の髪で144.8ポンド(65.68kg)とアンダーでパス。対するモクナトキナは、PFLの前戦でライト級で戦っており、今回はフェザー級(+1ポンド許容)の146.0ポンド(66.22kg)でパス。

 フェイスオフ後は互いに両手で握手をかわした。

 東は柔道の元全日本強化選手。2002年全国高等学校選手権78kg級優勝、2003年フランスジュニア国際大会同級3位などの実績を持つ。

 2017年12月にPANCRASEでプロデビューし、5勝2敗でバンタム級1位に。2021年6月にDEEPでKINGレイナに判定勝ちすると、2022年5月の再戦でも判定勝ちし、DEEP JEWELS初代フェザー級王者となった。2022年11月には、ラスベガス修行も経て、2年ぶりにバンタム級に戻してダイヤモンドローズことティタパ・ジュンソークプランに3R、TKO勝ちしている。

 対するモクナトキナは、女子参加が禁止されているキルクリフFCで唯一練習が認められている有望株。サンボで6度の世界王者、2度の欧州王者、6度のロシア国内王者に輝いた実績を持つ。2017年の世界大会では68kg級で腕十字、ストレートフットロック等で優勝。

 2016年から出場しているMMAでは8勝3敗。うちロシア・Fight Nights Globalで4勝1敗。その黒星は元UFCのリアナ・ジョジュアに判定負け。Bellatorではジャネイ・ハーディングに判定負け、アマンダ・ベルに判定勝ちで1勝1敗となっている。

 2022年5月にはPFL女子「ライト級」でケイラ・ハリソンと対戦し判定負けながら、5試合連続フィニッシュ勝利していたハリソンを相手に判定まで持ち込む善戦で、「ハリソンに初めてフィニッシュされなかった選手」となった。

 その後、2022年7月にアビイ・モンテスにスプリット判定勝ち後、12月のRCCでフェザー級に転向。タチアナ・アギュイアラにアメリカーナで一本勝ちしている。

 MMAキャリア8勝のうち5つの一本勝ちは、腕十字2回、アキレス腱固め、ニーバー、そして直近のアメリカーナとサンボ時代から得意とする極めが多い。ハリソンとの試合では、ビクトル投げからのヒザ十字も見せており、柔道ベースの東にとって「すべて研究してきた」という投げ、そして足関節には早めの対処が必要だ。

▼女子フェザー級 5分3R
オレナ・コレシニク(ウクライナ)146.4ポンド(66.40kg)7勝5敗
アスペン・ラッド(米国)145.6ポンド(66.04kg)10勝3敗
※コレシニクが体重超過。ファイトマネーの20%を没収され、リーグ戦で1ポイントマイナスに。

▼女子フェザー級 5分3R
マルティナ・ジンドロヴァ(チェコ)145.6ポンド(66.04kg)6勝3敗
アンバー・レイブロック(米国)145.6ポンド(66.04kg)6勝4敗

▼女子フェザー級 5分3R
エヴリン・マルティンス(ブラジル)145.8ポンド(66.13kg)4勝0敗
カロリーナ・ソベック(ポーランド)145.6ポンド(66.04kg)4勝0敗

▼ヘビー級 5分3R
ブルーノ・カッペローザ(ブラジル)240.8ポンド(109.22kg)15勝6敗
マテウス・シェフェル(ブラジル)258.0ポンド(117.02kg)17勝9敗

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